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「なーんでクリスマスイブの真っ昼間からパーティしなきゃいけないんだよ！」
「毎年恒例でしょ？はい、翔太。次はこれ」
それこそ毎年文句を言ってる翔太が恒例になっている中、次々と飾りを渡していく阿部ちゃん。
「そろそろテレビつけようか。」
料理を運びながら舘がリモコンを渡してくれる。
「クリスマスライブって生放送だからこっちまで緊張する‥」
今日は喫茶ロイヤルでのクリスマス会。もう何年になる？恒例というか、もはややめ時がわからない。自然と夜に予定を入れているあたり、みんなずっと続ける気がありそうだ。
「あ！出てきた出てきた！」
トナカイのきぐるみに身を包み、飛び跳ねる佐久間。
「まさか深澤に恋人ができるとはなあ。もうそれすらフェイクかと思ってたもん」
正直な、と照。
「わかる！」
「え？！照に佐久間、なんでだよ〜」
「ふっかはさあ、みーんなの辛い気持ちとか悲しい気持ちとか、はたまた期待とか、全部全部背負ってここまで来たから。背負ってる荷物が重くて、自分じゃ下ろせないかもねって。」
「阿部ちゃん‥」
軽く流しているようで、みんなふっかに甘えてるからね。と笑う。
「まあ、さ。もっと素直でいけば？周りに気遣ったりそんなんはまず自分を大事にしてからだからな。」
「翔太‥」
「あ！次じゃん！」
画面を見るとAたちが映っている。
(みなさーん！！よろしくお願いしまあす！)
うぉぉ！と会場が湧いている。会場行きたかったな〜。
デビューはせずとも、フェスやライブをやっていたから人気もあるし、実際、俺も知っている曲があった。
「かっこいい」
「うん」
こうして画面を通してみると、すごく遠い存在のような気がしてしまう。
曲間に入り、Aがマイクに向かって喋りだす。
(次は新曲！わたしの気持ちを曲にしました、
それでは聞いてください、花屋の君へ)
「へ？！」
「え！深澤じゃん！」
テレビにかじりついていた翔太が勢いよく振り返る。
「花屋だったら俺もな？！痛っ！」
運ばれてきたポテトをつまみ食いして、舘にゲンコツをされる佐久間。
どこか懐かしいようなメロディラインに乗せて、Aの透き通った声が歌い上げる。
(‥ひとりになりたい時？それはちゃんと空気読むから。
ねー！お願い！あなたの側に置いてください！
‥好きだよ！)
帰ったらノートに書こう。俺は推しに恋をした。
fin.
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rinao(プロフ) - 抹茶らてさん» ありがとうございます！★なんだかコメント届くたびに感激しております‥！また読みたいと思えるお話になるよう頑張ります♪！ (10月16日 21時) (
レス) id: 92299f2f22 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - またまた失礼します！お話が無事に完結して本当に良かったです！おめでとうございます😊とてもいい感じで終わりましたね！最高です🎉これからも応援しています！！ (10月16日 16時) (レス) @page38 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
rinao(プロフ) - 抹茶らてさん» いつもありがとうございます♡！物語は終盤です！もう少しお付き合いくださいませ〜！ (10月15日 19時) (レス) id: 92299f2f22 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶らて - コメント失礼します！どんな展開になっていくのか、ハラハラ・ドキドキしてます♪更新応援しています😊 (10月15日 7時) (レス) @page35 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
rinao(プロフ) - 抹茶らてさん» 嬉しすぎます！✨現実世界にほしいですよね★一応出てくる場所とか、頭の中ではモデルあります😬✨コメントは暇がある時には書いてもらえたら嬉しいです😉 (10月4日 5時) (レス) id: 92299f2f22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rinao | 作成日時：2023年9月26日 2時
