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「お疲れ様でした!!」

90分のゼミの時間が終了して、今日わかったことは


雪貞教授がゆっきーと呼ばれたいということ。性別は男で40歳。

それから、




「合宿って3泊もするんだ。バイト休めるかな‥」

照が目を細めて配布された資料を読み込む。






ゆっきーが研究してる別宅で、住宅の模型作りの手伝いや、自分たちの研究をする合宿があること。


結構前から言ってくれているから配慮がありがたいなあと思った。




「うわっ、そういうのめっちゃ大学生っぽい!」

めっちゃ楽しみー!と、さっくんがピンク頭を揺らす。

 

「もう2年も大学生やってる人の発言じゃないね。」

目を輝かせたさっくんに舘さんが言う。






『はっ!バイト!

みんな、じゃあまた!』



時間を見てびっくりする、気づけば4時を回っていた。



「がんばれー!」



そう、後ろで誰かの声がして、手だけあげて教室を出た。






‥‥





『‥セーフ。』




「柳にしてはギリギリ?」

「あ、柳、おはよー。」

今日もめめと樹と同じ時間か。






『今日は?』


「めっちゃ暇。」

『なんか落差がすんごい。』

「ね。」


テーブルの小物を拭いたりしながら過ごす。この時間も嫌いじゃないけど。





すると、めめが思い出したようにグーの手をポンと、手のひらにのせた。


「あ、そうだ。」

『ん?』



「昨日の、渡辺翔太。向かいのカフェで働いてるんすよ。」

『あー。』

はい、昨日会いました。



「んで、友だちが言うには、渡辺翔太を見るために行列が出来ちゃったって話。」



『え‥』

「厨房だったのに、休んだ人の代わりにホールに出たら売り上げあがって、ホールになっちゃったらしいっす。」



「そんなやついる?!やばいだろ、って言いたいけど俺も聞いたことあるわ。

しかも、SNSとかで目撃情報とか出されたり、本人気が休まらない、みたいな。」





『へー。』

おハルが言ってたのと一緒や。

昨日の‥狙う、も、そういうことなんだろうか。







『なんか可哀想やなあ』

「自分が望んで目立ってるならいいけど、多分普通の人っぽいし。俺見たんすよ。」




『?』

「女の子がハンカチ?タオル?落として、後ろにいた渡辺翔太が拾って女の子に声かけて。

そしたらどうなったと思います?」




『え、わからんな、』

ありがとうって言って受け取る以外選択肢ないやん?




「運命ですねー、って。


俺、ぞっとして。」

『なんで?』

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設定タグ:SnowMan , snowman , 渡辺翔太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:rinao | 作成日時:2024年3月1日 9時

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