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『‥よいしょっ…』




ガガガガ…と音をたて、大きい門の人が通る用の扉を閉める。少し古くなっているので錆びついたような音がする。

ここは閑静な住宅街なので、こんな夜中に音を出すのは気が引けるんだけど。




時刻は1時。
前回の飲み会よりは早い時間の帰宅となった。





よし、今日は家でもういっちょ晩酌を‥

明日は土曜。るんるんだよーっ!






『ん?』



なにか黒い物体がある。






『え?!』





明らかな庭の異変に気づき、駆け寄る。







『さっくん?!』




「んん゙」



『え、大丈夫?体調悪い?!外だよ、ここっ!』





さっくんが横たわっている。

え…死、いやいや、




『ちょ、どうしよう』


息してるわ、良かった‥。



おでこを触るも、熱があるわけではなさそう。咳もしていないし鼻も大丈夫そう。


一体何があったのか、



『頭とか…打ってないよね‥』



反応はあったし大丈夫か。

頭の中では免許を取得した時の救急講習がぐるぐると流れている。





「眠‥」



『え、眠?!』



眠いだけ?!




『はい、支えるね、


ごめんね、触るよ。』



え…軽い‥?



肩を貸して体を起こすとふわっと軽くて。



『ねぇ、ちゃんと食べてる‥?』


支えた背中がかなり細いように感じる。





あんまり意識はないようだけど、なんとか101号室の前までは歩けそう。



『鍵、ある?さっくん。』



「んん゙‥」



『ごめんね、変態とかではないからね』



ポッケに手を入れさせてもらう。
うちと同じ形状の鍵が見つかり取り出す。



一瞬、周りを確認する。



ガチャ…



『お邪魔します‥』


靴を脱いで、奥まで歩く。


リビングの扉をあける。





『え…』

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設定タグ:SnowMan , 佐久間大介   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:rinao | 作成日時:2024年1月19日 5時

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