病弱なJUMPくん 〜辛いね、しんどいね〜

貧血３ ページ8

光side


会って早々気づいた、山田の体調不良。

さっきから休むように説得してるんだけど…やるとしか言いません。

光「山田、今日は休も？」

フルフルと首を横に振る山田。

侑「駄目、休むときは休まないと」

涼「やだ…迷惑かけちゃう…」

今も辛いのか、顔を歪ませたまま弱々しい声でそう言う山田。

迷惑って…

光「山田。迷惑なんて誰も思わないよ。むしろ、本番で倒れたりした方が迷惑がかかる。違う？」

涼「でも…」

侑「そうだよ涼介。それにテレビの前の人達は、涼介の元気な姿を見たいと思うよ？」

涼「…」

今まで、やる…としか言わなかった山田が口を閉じた。

侑「今日だけはやめとこ？」

最後に知念がそう優しく言うと、少し間を空けてから、こくんと頷いた。

悔しそうに下唇を噛んでいて…本当、責任感強いなぁ…

侑「よしっ！じゃあ僕スタッフさん達に言ってくるから、ひか車に運んどいて」

光「了解。山田立てる？」

知念が楽屋を出ていき山田に声をかけると、頷いてソファからゆっくり立った。

…が、その体はふらっと傾いて、俺の方に倒れこんでくる。

涼「はぁ…っごめ…」

光「もー、無理すんなって」

フラフラしてて、今にも倒れそうな山田。

俺は、嫌がる山田をなんとかおぶって車に向かった。



知念も戻ってきて、３人で向かったのは山田の家。

目眩が酷いのか目を瞑り、知念の肩にだらんともたれる山田の顔色は、やはりお世辞にも良いとはいえない。

家について、ベッドに山田を寝かせる。

足をクッションで上げさせて、目にはホットタオル。

俺らに出来ることは全て、やったつもり。

それのおかげか、だんだんと山田の顔色が良くなってきた。

光「治まってきた？」

涼「うん…二人とも、ごめんね」

謝ることなんてないのに。

申し訳なさそうに眉を下げ、俺らを見上げる山田。

そんな山田に、知念が少し強めに声をかける。

侑「もうっ、謝んないで！他に言うことないのっ」

腕を組んでむすっとする知念に、山田は１回俯く。

再び顔をあげた山田は、照れくさそうな顔をしてて。

涼「…ありがとう」

小さな声でそう言った山田に、俺らもお互い微笑みあった。


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ちょっと雑になってしまった…！
ごめんなさいm(_ _)m
出来るだけ３話でおさめたかったんです(^_^;)

さて！次からリクエストです！！
もっと上手く書けるよう、丁寧に頑張りますので、よろしくお願いします♪



writer 楠木りずむ

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