こんな時に… ２ ページ32
涼介side
「Everybody say!」
「「ジャーンープ！ジャーンープ！」」
ファンの皆が、俺らと一緒に盛り上がっているのを見ると、自然と笑顔になる。
JUMP、の掛け声に合わせて大きくペンライトを振ってくれてる皆と同じように、俺もファンの皆に向けて大きく手を振った。
ただ…なんだろう、この感じは。
気持ちはこんなに楽しくて、ワクワクしているのに。
体は少し重い。
少し踊っただけで、倍以上の疲れがくる。
まぁ、きっとコンサートが続くにつれて気にならなくなるはずだ。
そう思いながら、歓声に応えていた。
中盤。
もうすぐＭＣ、というとき。
明らかにコンサートによるものではない汗を拭いながら、俺は笑顔を見せる俺。
だけど…実際しっかり笑えているかは不安だ。
実は、さっきから感じていた体の重さは徐々に悪化していって…
少し走るだけで息は切れるし、怠いし、体は火照ってるしフラフラするし。
確かにコンサートでは、体は火照るし汗もかく…だけど、それだけが理由じゃないのは明らかだった。
「「きゃーっ！！！」」
そんな歓声にも、微笑むだけ。
手を振る元気さえ無くなってしまった。
自分の歌うパートが終わるたびに、熱い息を吐く俺。
そんな様子にいち早く気づいたのは…
大「山田？大丈夫？」
大ちゃんだった。
トロッコに乗りながら、こそっと話しかけてくる。
大「具合悪いの？」
涼「ん…へーきっ…」
無理して笑いながら、控えめにファンの皆に手を振る。
そんな俺の肩をポンポン叩いて、大ちゃんは大きく手を振った。
ＭＣ前、ユニット曲になり、やっとはけることが出来た俺。
ファンの方には申し訳ないけど、少しホッとした。
…その安心からか、体の力が抜けて、支えきれずに膝をつく。
大「山田！？大丈夫！？」
すぐ後ろにいたのであろう大ちゃんが、慌てて俺の顔を覗き込んできた。
光「え！？」
慧「どうしたのっ！」
今、ステージでは圭人と知念が歌ってて、ステージ裏では薮ちゃんと裕翔と雄也がスタンバイしてる。
そのあと、ＭＣ。
つまり、ここにいるのは俺ら四人だけ。
大「すげー熱い…！」
涼「はぁっ…ごめん、大丈…」
慧「大丈夫じゃないでしょ！」
それなのに、俺がこんな迷惑かけちゃダメだろ…
そう思うけど、鉛のように体は動かない。
光「俺と伊野ちゃんで、スタッフに報告しよ。大ちゃん、山田のこと頼んだよ」
大「っ、了解！」
敬礼のポーズをした大ちゃんは、俺を楽屋へと運んだ。
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楠木りずむ(プロフ) - 伊野ラブさん» すみません…！もうリクエストは締め切ってしまってて…(-_-;)まだまだpart2もありますので、そちらを楽しんでいただけると嬉しいです！ちなみにこの小説に、夢主さんは出せません…すみません！！コメントありがとうございました！ (2017年6月10日 11時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
伊野ラブ - いのお慧君が風邪ひいて彼女[読者]が看病するのは? (2017年6月10日 10時) (レス) id: 4cdf986eb8 (このIDを非表示/違反報告)
凛★(プロフ) - 涼奈さん» ありがとうございます！ (2016年11月27日 14時) (レス) id: bb244c2a2b (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - 早く手首治してね！お大事に！ (2016年11月26日 18時) (レス) id: 738c3405c5 (このIDを非表示/違反報告)
凛★(プロフ) - 抹茶さん» 分かりました！ありがとうございます！ (2016年11月10日 21時) (レス) id: bb244c2a2b (このIDを非表示/違反報告)
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