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なかなか電車の復旧の連絡が来ず、深澤さん宅での待機はもう1時間になる。
なんやかんやでご飯もご馳走になり、いつも私の家でくつろぐ時みたいに、テレビを見ながら時間を過ごしていた。
｢…電車動かないですね。｣
深｢ねー。｣
携帯ゲームを楽しむ深澤さんは、携帯から目を離さず相槌を打つ。
｢帰れなかったらどうしよう…。｣
深｢泊まればいいじゃん？｣
｢さすがにそれは申し訳ないですし、、｣
深｢ですし？｣
｢…気が引けるというか、、｣
深｢俺なんもしないよ？｣
｢言えば言うほど嘘くさいんですよね、、。｣
深｢おい笑｣
なんて軽口叩いてると、深澤さんが携帯を置き、久しぶりにわたしの方を向いた。
深｢ねえ、じゃあ恋バナしようよ。｣
｢恋バナ？急に？｣
深｢いや俺は職業柄全然ないけど、Aちゃんの聞きたいわけよ。｣
｢いやーわたしも職場女の人ばっかりだからないんですよ笑｣
深｢ううん、職場じゃなくて。｣
｢同級生とかですか？それもあんまり、(深)｢違う違う笑｣？｣
そう言ってニヤニヤしながらわたしの方に近づくと、耳打ちでこう言った。
深｢あいつらとの、恋バナだよ。｣
｢っ、え！？｣
深｢あんなにみんな通ってんだもん〜なんか1回くらいハプニングあったでしょ、子どもじゃないんだし。｣
｢ないですないです、、｣
と言いながらも蘇ってくるのは、阿部くんと向井くんとの接近や、岩本さんとの会話、、
そして今さっきの、蓮くんとの時間、、。、
深｢うわ！いまの歯切れの悪さと顔！なんかあったでしょ！！｣
｢(洞察力えぐ)え〜ないですよ〜笑｣
深｢うそだな〜笑｣ ｢ほんとです笑｣
そんなしょーもない掛け合いを繰り返し、なかなか吐かないわたしに深澤さんは諦めかけてる様子だった。
深｢くそ、義理堅すぎるよAちゃん、、｣
｢何も無いものは話せませんからねえ。｣
深｢嘘くさい、、、まあ一応一旦それ信じるとして、
じゃあ俺が1ネタ作っちゃおうかなー。｣
｢はい、、、、、？｣
わたしが、このよくわからない深澤さんの発言を聞き返してみたのとどっちが早かったのか、ソファで並んでお喋りしてたはずの姿勢から、深澤さんが(なぜか)寝転んでるわたしの上にいる体勢へと切り替わった。
何故かも何も、犯人はこの目の前の人なんですが。
｢…深澤さん？どうしたんですか。｣
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Kyom(プロフ) - かなさん» コメント嬉しいです！ありがとうございます。実はわたしも阿部くん担なので阿部くんメインのお話を最初に書いちゃいました！笑、これからも是非楽しんで読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月18日 2時) (
レス) id: c26989013e (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 阿部担なので最新話すごくニヤニヤしちゃいました！あべくん落ちverもみたいくらいです！更新楽しみにしてます (2021年1月17日 12時) (レス) id: 11b80f56ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kyom | 作成日時：2021年1月15日 3時
