虹色×白。(5)

96(Atae) ページ18

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医「今日はもう遅いですし、
みなさんもゆっくり休んでください。

面会は個室ですので
午前8時頃からなら大丈夫ですよ。」




與「わかりました」




医「では、失礼します。」









看護師さんがAの病棟の地図を渡してくれて

先生も看護師さんがその場をあとにすると


また沈黙が流れる。









西「ももちゃんも
真司郎も今日はちゃんと休んでよ？



Aを支えないといけない人達が倒れたら
どうしようもないでしょ」





も「ありがとうございます…」



與「ごめんな、病院まで来てもらって」



西「大切な…メンバーが倒れたんだから
当たり前だろ。

気にすんな！




あ、ももちゃんは
俺のマネ来てるから一緒に送ってもらお。



與は気をつけて帰れよ？」






與「おう、お疲れ様！」




も「おつかれさまでした、失礼します」









......................................................









2人と別れて車に乗ると、



一気に緊張から解かれて力が抜けた。









早くAと話したい。


抱きしめて温もりを感じたい。









明日
８時に面会いこ。
目が覚めた時いてあげたいやん？









ももちゃんから聞かされた話が
ずっと心に残っとって






あの時拗ねてしまったのも申し訳ないなぁと

改めて思った。









家に入ると

洗濯物が目に入って


いつもAが畳んでくれとったもんな

と思いつつ洗濯物を畳む。









そうや、Aの服とか
持って行ってあげなきゃやん。









Aのクローゼットを開けると



付き合う前にあげた

IMIMの服だけ、


ほかの服とは別にかけられていた。









そういえばあのとき
全身このコーデで来たよな笑






あの時かなり嬉しかったのを覚えとる。

西島の部屋の前にいたのは嫌やったけど笑




家で着てる服を何着か詰めて


タオルやら歯ブラシやら


Aが旅行に行く時持っとる
化粧品とかが入っとるトラベルセットを
探しまくって
ようやく見つけた。





ほんまに女性は持ち物多くて大変やな…








明日はAに会ってから仕事に行くから

仕事のものも別のカバンにしまった。







いつもならこの時間に2人でおったら

とっくに寝とるか、のんびり映画を見とるか…









そんな時間帯に1人で起きとるのは

なんだか変な感じがする。









與「はよ色んなとこ行きたいねんけどなぁ…」
















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