雪の華が舞い落ちる時 2__TH

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TH｢ひさしぶりに話すね！｣




『1ヵ月ぶりだね』




TH｢うん、学校はたのしい？｣




『んー、就活したいけど

やりたいことがなくて困ってるかな』



TH｢しゅ…うかつ？｣




『就職活動はね…
大学を卒業してからの仕事をみつけることかな』



TH｢わぁ〜、それは大変｣









私はやりたいことがなくて

始めてもないからなんにも大変じゃないけど…笑




古典文学が好きだったから
大学で学びたいと思い、


進学したはいいけど


就活に結びつけることは出来なかった。








TH｢好きなこと、ないの？｣






サラッと難しい質問をしてくるテテ。


好きなこと…か








『私…勉強もそんなに好きじゃないんだけど…』


TH｢そうなんだぁ｣



『うん、でも…』


TH｢？｣


『この前、
テテ達のコンサート観に行ったでしょ？



その時…




私も
こんな華やかな舞台に関わることが出来たらなって
少し思った』





テテは静かに私の言葉を待っている。








『テテ達…バンタンの皆さんをみてて、


楽しそうだけど
つらいことも数え切れないほどあるんだろうなって
思って。



私はそういう人達を裏で支えたい…のかも』






TH｢…｣









何かを考えているのか黙り込んだテテ。



話すのを待っていると




電話越しに犬の鳴き声が聞こえた。








『え、犬飼ってるの？』


TH｢うん！ヨンタンだよ！

んー、みんなには、【タニ】って呼ばれてる〜｣



『へぇ〜、大変じゃない？

お仕事しながらわんちゃんのお世話』







テテの話によると

元々自分で飼っていたけど

最近は韓国から離れてたり
忙しい時は御両親にお願いしていて


韓国にいてヨンタンと過ごす時間があるときは
引き取ってきてるらしい。






わんちゃんいると癒しになるもんね。








『ところでなんていう犬種？』


TH｢けんしゅ…あ、種類！

ポメラニアン！｣


『ポメラニアン！？！？！うそ！？！』


TH｢え、え、｣








なんとポメラニアンはうちにもいる…


もうおじいちゃん犬だけどね。









『タニの大先輩か〜笑』


TH｢ひらがな名前、ポメラニアンみたいだもんね！｣


『褒めてる？笑』



TH｢小さくてー、目が大きいから！｣


『最後は嬉しいけど』






そう考えてみれば

テテの
なんでも食いついてくるとこポメに似てるな笑







『ふふっ、笑』







テテの性格のポメを想像したら
なんだか笑えた。









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