余命宣告6日目 ページ6
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ベッドに着くなり暑いと言って脱ぎ出す服。目のやり場に困る……。しかし彼女はそんなことお構い無しに俺の布団で爆睡。
俺も寝よう。そう思う前に体が勝手にベッドに入り瞼が閉じていた。
あれから何時間経っただろうか。ふと瞼が開いた。寝返りを打つと見知らぬ美人。よくよく見ると霧原Aだった。
「っ！」
泣いてる……のか？Aの目からシーツにかけて無数の涙。涙のシミまで出来てしまっている。
「……だ。やだ……死にたくない。」
俺は耳を疑った。Aが泣きながら死にたくない。と言っているのだから。どうして？頭の中に浮かんでは消えた。結局再び寝付けたのはそれから1時間後の事だった。
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「Atomさんにお客様です。」
受付の佐羽からの業務連絡。男漁りが趣味の彼女だが、仕事は完璧にこなしてくれる。そんな所を買ったのだ。私の事務所に就いたのはそのためだなんて言っていたが、実際彼女が公私混同したところは見た事がない。
そこら辺は上手くやっているのだろう。私は別に火の粉さえ振りかからなければそれでいい。
「了解。お通しして。」
事務所に入って来たのは紅白頭が印象的な轟焦凍。ヒーロー名ショートだった。
「あ、ようこそ。ショートさん。」
思わずさっきぶり〜！！なんて言いかけてしまう。公私混同甚だしい。私は早速暖かいお茶と煎餅を用意した。この事務所には紅茶などの洋セットと緑茶などの和セットがある。
「ありがとう。」
彼はそれだけ言うと応接間のソファに座った。私はそれに対になるように座った。そして数十秒間の沈黙が流れた。
それを見事にKYにぶち破ったのはショートだった。
「お前、寝言で死にたくないって言ってたけど、死ぬのか？」
ｸﾞﾊｯ!Aは2000ダメージ食らった！
もうちょっとオブラートに包んで下さいよって、この人に頼むことじゃないよね。
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Nao(プロフ) - 珊瑚さん» ありがとうございます！期待を超えるくらい泣かしてみせますね笑 (2020年1月21日 9時) (
レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - うわ〜。これはいい小説な予感がします。最終回で泣いてしまうかも、更新待っています。 (2020年1月20日 23時) (レス) id: 75cba6923f (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - kagamikoto08さん» そうなんです！！爆豪が元カレでここから色々展開させていく予定なので楽しんでみて貰えたら嬉しいです！ (2020年1月18日 10時) (レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
kagamikoto08(プロフ) - 余命宣告悲しいけど、１３日目にして爆豪が元彼って驚きました！ (2020年1月18日 10時) (レス) id: cbbf42e28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nao | 作成日時：2020年1月15日 22時
