余命宣告25日目 ページ25
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それを自覚すると私を取り巻く環境は足早に変わって行った。今までの私なら先日の女の子との関係を問うことも容易かっただろうに、今の私は関係性が崩れるのではないか。と恐怖で立ち竦んでいる。
それ以来何故か私は轟くんを変に意識して避けてしまっている。これじゃ思春期に幼馴染みが好きだと気付いた女の子みたいじゃないか。
そんなことを思いつつも自分の中にある轟くんへの好意と葛藤する日々を送っていた。
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あの日からAの様子がおかしい。あの日、仕事終わりに事務所でサイドキックをしてくれている優仁達と待ち合わせ打ち上げへ行く前だった。
その時偶然Aに会ったのだ。爆豪との一件があって以来、一方的に気まずく思っていた時だった。でもやはりAの姿を見るだけで胸は高鳴る。
「一緒に帰る？」
本当は一緒に帰りてぇ。Aから誘って来ることなんて今までにあっただろうか。でもその日は生憎、先約があった。本当はドタキャンでもしてまた二人で蕎麦を食べたい。でも今日はどうしても外せない。
そんな時に優仁が来たのだった。優仁のヒーローネームは俺同様そのままユニ。傍から見たら名前で呼び合う関係に見えるだろうが、俺からしたらヒーローネームで呼び合う関係だ。
俺が名前を呼びたいのはAだけだ。
名前を呼ぶと笑顔で振り返ってくれる。そんな彼女を爆豪は5年もの間独占していたのだと思うと、少々と言うかかなり腹立たしい。
学生時代、俺はずっとAは爆豪の彼女だから。と自分に言い聞かせて来た。自分の恋心を自覚した時には既に、Aは爆豪のものだった。それから8年間、俺はこの恋心を拗らせていた。
そして今日、Aの笑顔で振り返る姿を初めて見ることが出来た。俺は改めてAに惚れた瞬間だった。
そう、初めて恋をした君に。
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Nao(プロフ) - 珊瑚さん» ありがとうございます！期待を超えるくらい泣かしてみせますね笑 (2020年1月21日 9時) (
レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - うわ〜。これはいい小説な予感がします。最終回で泣いてしまうかも、更新待っています。 (2020年1月20日 23時) (レス) id: 75cba6923f (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - kagamikoto08さん» そうなんです！！爆豪が元カレでここから色々展開させていく予定なので楽しんでみて貰えたら嬉しいです！ (2020年1月18日 10時) (レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
kagamikoto08(プロフ) - 余命宣告悲しいけど、１３日目にして爆豪が元彼って驚きました！ (2020年1月18日 10時) (レス) id: cbbf42e28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nao | 作成日時：2020年1月15日 22時
