余命宣告31日目 ページ31
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《おはよう。Aさん。千葉県植蘭中学校出身。バトルフィスト改め拳藤一佳とは幼馴染み。君は霧原A。ヒーロー名Atom。雄英高校ヒーロー科出身。》
それから私の高校生活をツラツラと得意気に語る。それがこいつとの初めての出会いだった。言わばストーキングからの拉致だ。
個性を使うにも、日本国憲法で禁止されているため抵抗は出来ない。
〔個性使用と強制発動〕
第四十一条 ヒーロー免許を持ち国から認可されている物以外個性使用は禁止とする。ヒーローの場合はヒーロー免許を携帯している時だけ使用を許可する。
丁度、今私は免許不携帯の状態だ。もちろん敵の定義は個性を使いこの憲法を犯した者。となる。なのでこいつはまだ敵ではなく誘拐犯と言ったところだ。
『Aさん。さっきテレビ局にFAX送って来たから。私Atomはヒーローを引退します的なの書いて。事務所も売ってきたよ。これで君は永遠に僕のものだ。』
「……あんたのものになるくらいなら死んだ方がマシ。」
実際ヒーローは引退すると隠居生活をしてどこで何をしているのか分からなくなる人がほとんどだ。なので私もその類で探す人などいないのだろう。
そんな時だった。共有玄関のチャイムがなる。
『……ちっ何だよ。』
インターホンを確認するために男(？)がリビングへ向かった。本当はついて行って助けを求めたいが、枷に繋がっている鎖はトイレギリギリまでしか伸びない。
トイレはリビングへ繋がる扉の手前にあるため中に入ることは叶わないのだ。
『〜〜〜』
「今開けまーす。」
マスクを外した男の顔を確認出来た。轟くんと比べると顔の造形はよろしくない。が、普通にどこにでも居そうな顔をしていた。
それから数分後、部屋の方のチャイムが鳴った。
「来たか。……お前はここに入ってろ。」
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Nao(プロフ) - 珊瑚さん» ありがとうございます！期待を超えるくらい泣かしてみせますね笑 (2020年1月21日 9時) (
レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚(プロフ) - うわ〜。これはいい小説な予感がします。最終回で泣いてしまうかも、更新待っています。 (2020年1月20日 23時) (レス) id: 75cba6923f (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - kagamikoto08さん» そうなんです！！爆豪が元カレでここから色々展開させていく予定なので楽しんでみて貰えたら嬉しいです！ (2020年1月18日 10時) (レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
kagamikoto08(プロフ) - 余命宣告悲しいけど、１３日目にして爆豪が元彼って驚きました！ (2020年1月18日 10時) (レス) id: cbbf42e28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nao | 作成日時：2020年1月15日 22時
