Lv.32 ページ34
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それから私たちは沢山遊び、その日を終えた。
たった一日のためだけに、他府県の2人は集まってくれた。感慨深い。
「ありがとう！楽しかったよ」
「俺らも！集まれてよかったわー！また遊ぼうな！」
そうしてその日は現地解散となった。天羽くんも反対方向のため駅でわかれ、勝己くんと2人、寮へ向かった。夜遅い、電車の中。
車両には疲れきった顔のサラリーマンと遊び帰りの若者。そして私たちだけだった。
橋の席に2人で並んで座り、電車に揺られていた。
「ねぇ、勝己くんの好きな人って誰なの？私の知ってる人！？」
「…あぁ。お前がよく知ってるやつ。でも、そいつは多分、俺の事なんか興味ねぇし、怖がってる」
「そっか…………」
電車は各駅に止まり、次々に人が降りていく。徐々に人が減り、気がつけば2人だけに。終着駅が最寄りの私たち以外、誰も居なくなっていた。
私なら、
「私なら、そんな思いさせないのに」
「へ？」
「え？」
気付いた時には遅かった。声に出てしまっていた。勝己くんへの想い。私なら、そんなに寂しい思いはさせない。私は勝己くんのこと、
「私は、勝己くんのこと、好きだよ」
一度口に出すと止まらなくて、想いが口から零れて、溢れて、止まらなかった。
「私は勝己くんのこと興味あるし、怖いなんて思ってない。勇気が出なくて、近付けなかったけど、ずっと、好きだった」
でも、勝己くんには好きな人が居て、その人の存在がとても大きいんだよね。私の想いなんて。知らないんだよね。
「……うそだろ」
勝己くんはそう言うと、立ち上がって私から離れた。そして私に背を向け、顔に手を当てた。
私はそんな勝己くんとくんを見るため、前へ回る。
「こっち見んな」
そういった彼の耳は赤くて、少し涙ぐんでいた。
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Nao(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます！次の展開へ進むつもりですので、楽しみにしていてください！ (2020年5月10日 9時) (
レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました！かっちゃんとの両片想いおいしいですﾟ+.ﾟ(*´∀`)bﾟ+.ﾟこれからの展開も気になります…！楽しみにしております♪ (2020年5月10日 7時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - 神威さん» そんな熱烈な笑 ありがとうございます！もっともっと頑張りますね！！ (2020年2月29日 10時) (レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
神威(プロフ) - 好きすぎて禿げます。なんというか心の中がア"ァア"ァアァ"状態です。今は通り過ぎて仏です。南無阿弥陀仏。とりあえずこの作品大好きです。今後の展開楽しみです応援してます。更新頑張ってください!!!!!!! (2020年2月27日 23時) (レス) id: 508cf20795 (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - ゆづしおさん» ありがとうございます！！純愛系に挑戦するのは初めてなんですけど、頑張ります！！ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 9cbd37a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nao | 作成日時：2020年1月27日 1時
