短編:三名槍のホラーナイト�� ページ16
日本号「御手杵お前、ビビり過ぎじゃあねえか。良い歳こいて何に怖がってるんだか」
御手杵「だってよー…演出って言うのかあれ、めちゃくちゃ怖えーじゃんか！夜中にあんな暗い音楽流れるワケないだろぉ…」
口を尖らせて抗議する御手杵。
日本号はそれを豪快に笑い飛ばす。
日本号「はっはっは！まあ、それもそうだがな」
蜻蛉切「しかし、こんなものは全て人間の作り物だろう。怖がる必要は無い」
貴方「そうそう。フィクションじゃんフィクション」
御手杵「それもそうなんだけどさぁー…」
御手杵は、うぇー、と言いながら床にごろりと転がった。
そして近くにあった座布団を手繰り寄せて二つに折り、それを頭の下に敷く。
御手杵「もう俺今日ここで寝るぞ。テレビも電気も付けたまま寝るぞ」
全員に否定された御手杵はふてくされてそのまま目を閉じようとしたが、燭台切に座布団を思い切り引き抜かれた。
御手杵の頭は床にぶつかり、鈍い音を立てる。
御手杵「いって…！」
燭台切「こらこら。主に言われたでしょ、電気は節約しなさいって」
皆の使い終わった湯呑みを片付けながら、燭台切は淡々と言う。
蜻蛉切はあまりにも御手杵が可哀想に思えたのか、御手杵の肩に手を置いてフォローを入れた。
蜻蛉切「御手杵、一人でそこで寝るより、いつも通り三人で寝た方が良い。霊も恐れをなして出てこないだろう、何せ三名槍が集まっているのだからな」
御手杵「蜻蛉切…」
蜻蛉切に慰められた御手杵はがばっと起き上がって言った。
御手杵「そうか…そうだよなぁ！三名槍を恐れない霊なんているはずがない。うん、きっとそうだな」
じゃあ寝るか！と立ち上がり、部屋から出て行く御手杵。
と、日本号が蜻蛉切とAの肩を叩いた。
日本号「おい、お二人さん。ちょっと遊ばねぇか」
貴方「こんな時間に？」
日本号「こんな時間だから、だ。御手杵の奴を怖がらせてやらないか。中々面白そうだろ」
蜻蛉切「…お前って奴は…」
呆れて右手で顔を覆う蜻蛉切をよそに、日本号は顎髭を撫でながら続ける。
日本号「そうだな…三人とも髪は長めだからな。貞○とかいうやつの真似が出来る」
貴方「御手杵ショック死しない？それ」
そう言いながらもAは半笑いである。返事はイエスだ。
しかし蜻蛉切は、付き合い切れないな、と言って部屋を出て行ったのであった。
短編:三名槍のホラーナイト��→←短編:三名槍のホラーナイト��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そると@受験生(プロフ) - いつの間に沢山のコメントありがとうございます！これからも頑張りますぞ〜(*｀･ω･) (2017年3月31日 18時) (
レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり猫(プロフ) - 初コメ失礼します!! シリーズを見つけて1章から飛んできました!!面白すぎて涙が出ました(勿論感動でも出ましたよ!!) 鶴さん…みかち…ジジィが尊いことはわかりました(( そして遅くなりましたが続編おめでとうございます!!更新ゆるりと楽しみにしております!!(*＾▽＾*) (2017年3月20日 1時) (レス) id: ace5edcb89 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！鶴丸さぁあん！！！ついに....！ついに....！恋をした！！！！短編も楽しみにしとりますぞ！！！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: d9abe7bbeb (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - やったいちこめだやっふぃ！！！！続編おめでとうございますありがとうございます、いつも楽しみにしてます！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 2ca1777b5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そると | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月18日 11時
