あらためて ページ7
審神者「いやほんとごめん……では改めて、僕はこの本丸の審神者。よろしく…」
緑茶で薄緑色に染まった布の男に手ぬぐいを手渡しながら、審神者はぎこちなく微笑む。
そして審神者は、布の男に『君も』と促した。
山姥切「…山姥切国広。打刀だ。先程は手荒なことをして悪かった」
山姥切？変わった苗字だなあ…ってか、打刀？
などと思ったけれど、それは口に出さないことにした。
今はかなり大人しくなっているが、綺麗と言っただけで怒る奴だ。
変えられない苗字を侮辱なんてしたら、何をされてもおかしくない。
貴方「私A。こっちこそごめん」
そしてAは審神者と山姥切に手を差し出され、二人と握手を交わした。
そして審神者は満足そうな顔をし、座り直してから話し始めたのだが…
審神者「まず君は、誰にお使えしていた刀かな？」
ひとつ
一発目から自分が刀みたいな質問をされる。
審神者「覚えてないなら良いよ。…なんか、これ見たことない形だね…包丁そっくりだね。刀種は何？短刀？」
ふたつ
刀の種類を、まるでペットの犬種を聞くかのように尋ねられる。
審神者「あ、ごめんね！さっき君の本体奪っちゃったからね。お返しするよ」
みっつ
持ってた包丁を自分に見立てられる。
貴方「待て！私包丁じゃないし！人間らしく扱ってくんない!?」
流石にそりゃ冗談にしては酷過ぎるだろ!?
雌豚とかゴリラの方がまだマシだろ！
無機物だぞ!?刃物だぞ!?
しかし、意外だというように審神者は目を丸くした。山姥切も、先程の気迫からは想像出来ないような驚いた顔を見せる。
審神者「え？刀じゃないの…？」
貴方「いや何で刀前提で言うの!?そもそもここどこ!?家で料理してただけなのに…」
それを聞いた審神者は突然体を上げ、机に身を乗り出してAに顔を近づけると、興奮したように言った。
審神者「その話…詳しく聞かせてくれないかな？」
なかなかにこいつも変態っぽい。
大事なことだからもう一度言う。
変態っぽい。
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そこら辺の水溜まりの水@不味い水(プロフ) - 作品を読もうと画面を見るとグロ画像がありしょっぱなから精神を抉られた、慰謝料を寄越せ (2018年5月12日 21時) (
レス) id: 30224d1d1f (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 御影さん» 包丁藤四郎!?そんな刀があるのですか…知りませんでした((((；ﾟДﾟ))))大丈夫です、なっちまってません← (2016年9月22日 21時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 先日徳川美術館で見てきた包丁藤四郎を思い浮かべてしまいましたよ(^-^;一応この話自体は簡潔してるみたいだしこれから読み始めるところなので(←おい)あり得ないでしょうが包丁藤四郎になっちまってるのかなぁー、と妄想しました！ (2016年9月22日 17時) (レス) id: a473325dfe (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - りなほ@多忙さん» なにこの会話！！めちゃ入りたかった！！ (2016年2月9日 19時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 綺羅さん» …続きはメールでしましょうねー (2016年2月6日 7時) (レス) id: a309352d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りなほ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年10月31日 13時
