いんふるとらぶる ページ44
多少聞く覚悟は必要だが、これは言って頂かないと他の刀剣男士が危ない。Aがもう一度聞くと、鶴丸は素直に答えた。
貴方「今朝の分だけで良いから」
鶴丸「…鶯丸の茶にわさび入れて…同田貫の兜にカメムシ詰めて…明石本体の柄にアロ○アルファ塗って…槍部屋にバ○サンたいて…それから」
審神者「もういい!!!もういいから!!!!」
鶴丸の体調を気遣ってか、聞くに耐えなくなったのか…多分後者なのだろうが、審神者は鶴丸の話を途中で遮った。
…いや、ちょっと待て。
今朝だけっつったぞ私。
朝からこんなにやらかしてんの?
ってかアロンア○ファ…瞬間接着剤ならまだしも、バル○ンは駄目だろ。殺虫剤だよなあれ。
大倶利「…もう回収は無謀だな…しばらく安静にするしかない」
大倶利伽羅は呆れ返ったが、Aは今朝のことを思い出して言う。
貴方「え?一発でインフル吹っ飛ばす薬くらい…」
そう、嘘をつかれていなければ此処は2200年代。インフルエンザどころか、どんな病気でも撲滅出来るのでは?
Aはそう思った。
しかし、その夢のような話は審神者によって打ち消される。
審神者「無理だよ…そんなもの作って服用したら、ウイルスどころか体の細胞まで死ぬよ」
審神者の口から出た珍しく物騒な言葉に、Aと大倶利伽羅はふと審神者を見る。
真剣な顔の審神者からは、刀剣男士をどれだけ大切に思っているのかが見て取れた。
貴方「ふぅん…」
大倶利「まあ、そういうことだ。対策をしっかりしておけ」
貴方「予防接種くらいはしてるよね」
大倶利「戦によって行く時代が違うだろう。伴ってインフルエンザの種類も毎回異なるから、打っていない」
正論だ、返す言葉もない。
確かに現代でも新型インフルが出続けているし、それが何千年間レベルだと種類も膨大になってしまうのだろう。
審神者「とにかく、感染防がないと。薬研呼んでくるね」
審神者は立ち上がると、粟田口部屋の方向へと歩いていった。
貴方「…これは、感染者すごいことになるね」
大倶利「仕方のないことだ」
残された二人が頷き合っていると部屋に入って来たのは、
薬研「よお」
ガスマスクを被って、シュコーシュコー言ってる薬研だった。
〜追記〜
テスト対策の為、2月下旬頃まで更新はお休みさせて頂きます…申し訳ありません!
なお、『未来にもインフル吹っ飛ばす薬は無い』などの内容は創作です。2200年なら出来るかもしれないので。
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そこら辺の水溜まりの水@不味い水(プロフ) - 作品を読もうと画面を見るとグロ画像がありしょっぱなから精神を抉られた、慰謝料を寄越せ (2018年5月12日 21時) (レス) id: 30224d1d1f (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 御影さん» 包丁藤四郎!?そんな刀があるのですか…知りませんでした((((;゚Д゚))))大丈夫です、なっちまってません← (2016年9月22日 21時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 先日徳川美術館で見てきた包丁藤四郎を思い浮かべてしまいましたよ(^-^;一応この話自体は簡潔してるみたいだしこれから読み始めるところなので(←おい)あり得ないでしょうが包丁藤四郎になっちまってるのかなぁー、と妄想しました! (2016年9月22日 17時) (レス) id: a473325dfe (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - りなほ@多忙さん» なにこの会話!!めちゃ入りたかった!! (2016年2月9日 19時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 綺羅さん» …続きはメールでしましょうねー (2016年2月6日 7時) (レス) id: a309352d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りなほ | 作者ホームページ:
作成日時:2015年10月31日 13時