あゝ☆夢主視点☆ ページ43
鶴丸「…悪い…大分、落ち着いた…」
汗をびっしょりかいている鶴丸は、肩で息をしながら申し訳なさそうに言った。
貴方「仕方ないって。とりあえずあのドジ呼んでくる」
Aは踵を返して、審神者を呼びに大広間へ戻る。
大広間の戸を開けると、審神者がこちらを向いて心配そうに呼びかけてきた。
審神者「どうしたの？何かあった？」
貴方「鶴丸が吐いた。多分風邪だと思うけど、行ってやって」
審神者はそれを聞くなり、驚いて立ち上がった。
Aは、審神者を先導して厠へ走る。
審神者「鶴丸！大丈夫!?」
大倶利「かなり熱がありそうだ。運ぶぞ」
オドオドモタモタする役立たず審神者を差し置き、大倶利伽羅はぐったりした鶴丸を担ぎ上げて、部屋へと歩みを進めた。
〜
審神者「39.0℃かー…こんな酷くなるまで、ずっと我慢してたのかなぁ」
審神者は体温計を手に取り、そっと溜息をついた。
鶴丸は濡らした手拭いを額に乗せられ、荒い寝息を立てている。
貴方「だから様子変だったのかぁ…」
Aもぽつりと言うと、大倶利伽羅は顔をしかめて不思議そうに言った。
大倶利「早朝は、別に何とも無さそうだったぞ」
貴方「え？」
大倶利「朝餉も普通に食っていたしな。もしかすると、突然高熱が出る病……」
すると大倶利伽羅は自分で言って何かに気付いたのか、はっとして鶴丸から距離を取った。
審神者も小さく『あ…』と言って離れる。
どうしたんだ、この二人？
高熱が急に出る病気。
症状は風邪に似てる。
今は冬。
貴方「…インフル？」
審神者「薬研！やげーん！インフル出たかもしれな」
Aの言葉で、審神者は大声で薬研を呼び始めたため、大倶利伽羅が審神者の頭を引っ叩く。
大倶利「阿呆か。起きてしまうだろう」
審神者「ご、ごめん」
大倶利伽羅の思いやりも虚しく、鶴丸は目を覚ましてしまった。
鶴丸はこちらを見て微笑んだ。
鶴丸「おぉ、すまんな…迷惑をかけてしまって。先程よりはずっと良くなった」
審神者「いやいや、気にせず休んでね。とりあえず、僕の部屋にでも行こうか二人とも」
貴方「ところでさ鶴丸」
審神者「」
審神者の気遣いをぶち破り、Aは鶴丸に問いかけた。
貴方「あんた今日、誰に悪戯した？」
悪戯するには、ターゲットに接近しなければならない。すなわち、菌を撒き散らさなければならない。
審神者の顔が、すっと青ざめた。
〜追記〜
昨日の1700ヒットは何だったのだろう()
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そこら辺の水溜まりの水@不味い水(プロフ) - 作品を読もうと画面を見るとグロ画像がありしょっぱなから精神を抉られた、慰謝料を寄越せ (2018年5月12日 21時) (
レス) id: 30224d1d1f (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 御影さん» 包丁藤四郎!?そんな刀があるのですか…知りませんでした((((；ﾟДﾟ))))大丈夫です、なっちまってません← (2016年9月22日 21時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 先日徳川美術館で見てきた包丁藤四郎を思い浮かべてしまいましたよ(^-^;一応この話自体は簡潔してるみたいだしこれから読み始めるところなので(←おい)あり得ないでしょうが包丁藤四郎になっちまってるのかなぁー、と妄想しました！ (2016年9月22日 17時) (レス) id: a473325dfe (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - りなほ@多忙さん» なにこの会話！！めちゃ入りたかった！！ (2016年2月9日 19時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - 綺羅さん» …続きはメールでしましょうねー (2016年2月6日 7時) (レス) id: a309352d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りなほ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年10月31日 13時
