三分で顕現したのは平成の一般人だった【刀剣乱舞】

本丸の目覚まし ページ24

朝。

左文字部屋に泊まらせて貰ったAは、何処からか聞こえてくる怒号で目が覚めた。

壁に掛かっている時計は七時を指している。
そして、まだ三人は布団の中で眠っていた。聞こえていないのか、起きる気配は全く無い。


？『毎日うるせぇんだよお前は！』

？『わざわざ文句言いに来るおんしゃもおんしゃじゃ！』


この声は…

Aはひとつ伸びをすると、声のする方へと向かった。


＊


案の定、朝っぱらから喧嘩をしていたのは陸奥守吉行と和泉守兼定だった。
どうやら陸奥守のいびきがうるさい、と和泉守が文句を言いに行ったらしい。


陸奥守「誰も何も言わんぜよ！おんしゃが気にしすぎちゅうだけじゃとなんべん言ったら…」

和泉守「何言ってんだ、お前のいびきのせいで眠れねぇんだっつの！」

陸奥守「はぁ!?わしが厠行った時、もっとでっかいいびきかいちょったのは何処の誰じゃ！」


まあうるさいことうるさいこと。
朝から喧嘩なんて…ねぇ。
襖の隙間から言い合いの様子を覗き見していると、突然肩に手が当てられた。


青江「やあAちゃん、おはよう。朝から覗きなんて…ねぇ？」


そいつがにっかり青江だと分かった瞬間、Aは手を振り払って二メートル程離れた。

お前いつからそこにいた？
ってか私の思ったことを…こいつエスパーか何か？


青江「またやってるねぇあの二人。朝に何かあるのは、この本丸じゃ日常茶飯事だよ」


何かって何だよ
目覚ましいらねえなここ
とりあえず部屋戻ってまた寝てやるからな


青江「もう燭台切くんが朝餉作り始めてる頃だから、手伝ってあげれば？きっと喜ぶよ」


なんかこいつ、本当に心読んでるんじゃないか？
でも二度寝したい。


青江「彼ね、朝は五時くらいに起きて洗濯とか朝餉の支度とかいつもひとりでやってくれてて…」

貴方「はいはい行きますよっ!!!」


ちゃっかり青江め、ちゃっかり私の生活を更生しようとしているのか？
燭台切が可哀想に思えてきたし
つか誰か手伝ってやれよ


と言う訳でAは、次に昨日案内された台所へと向かった。





〜追記〜

いきなりヒット数が上がったと思ってたら綺羅が広告塔になっていた…あいつの作品人気なんですよね。悔しくはないです。←マジ

色々あって綺羅にすっころばされ重傷を負った、機動パッパ並みのりなほでした(＾ω＾)軽く流血騒ぎです


…うんまあ、仲良しなのは良いことだよね！
と追記をキレイにまとめておきましょう。

syoku'sキッチン→←逆はぁれむ

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