桃色のラブレター ページ39
『それ以外なくないっすか？』
あれ何でそんな呆れた目で見てくるんだろ
可笑しいなぁ
前世を振り返る。友達にお菓子を貰うたびに、私物が欲しいと強請られた記憶が透哉にはあったのだ。
俺の周りが特殊だった・・・とか？
でもそんな訳ないしなぁ
こはる(しょうもね〜〜！！！)
心配して損したみたいな顔をするこはるに向かって『何その顔うける〜』といえば、『ギャルかお前は』とツッコまれる
取り敢えず
『お願いこはるちゃん。見ーせぇーて♡』
『きっしょ無理』
こはるちゃんがジト目で俺を見つめてきた
ていうかきしょいは普通に傷つくんですけどぉ
『落書き見せるくらいいいじゃん。こはるちゃんのケチ』
『嫌なもんは嫌なんですぅー』
プイッとこはるが顔を横に背ける
それでもノートを視界から外さないこはるは用心深い
sha「透哉。あんまくどいとこはるちゃんに迷惑やろ」
こはる「シャオロン先輩…」
助かったという視線をシャオロンに向けた隙に俺は素早く机にあるこはるのノートの一冊を奪った
『やったぁ』
『ちょっ辞めろや！！』
それに気づいたこはるはノートを取り返そうと手を伸ばす
するとノートに挟んであった何かがヒラリと舞い落ちた
『あっごめん。なんか落としーーー
って何これ手紙？』
そこにはシンプルな桃色一色の封筒
封筒の宛名には茶色？の文字で桜田こはるさんへと書かれている
え、まさかこれって、、、
麗「ラブレター･･･という物か？」
紬「はぇ〜青春やん」
奏「お兄がいつも貰ってきとる奴や！！」
のぞみ「えー！ハートのシールなんて貼っちゃっとる！！」
きゃあきゃあとはしゃぐ女の子達は可愛い
でもね
男性陣の視線が冷た過ぎるんだけど！
あれ夏なのに何だか寒いなぁ
zm「◯ねや」
shp「×××が」
ちょ、ダメダメ
ていうか
『ぇええ！！！本物！！？？やばぁ･･･ちょ待って内容どんなんかめっちゃ気になるぅ〜』
送った相手には悪いが、気になるもんは気になる
ラブレターなんて見る機会そうそうないもん！！
それに俺、告白はいっぱいされるんだけどラブレターはないんだよねぇ
『ぇ、、えっと』
珍しくこはるちゃんは慌てている
どうやら皆のテンションの差についていけてないようだ
のぞみ「こはるちゃん、中身見たらあかん？」
女の子達はキラキラとした目でこはるちゃんを見つめていた
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璃奈(プロフ) - YoMoKaさん» 、コメントありがとうございます。お褒めに預かり光栄です！これからも期待に応えれるよう頑張らせて頂きます(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2月26日 19時) (
レス) id: d92715a68f (このIDを非表示/違反報告)
YoMoKa(プロフ) - 書くのとても上手ですね!次も楽しみにしてます。 (2月25日 22時) (レス) @page40 id: ee93cd9c18 (このIDを非表示/違反報告)
璃奈(プロフ) - 匿名のヤツさん» 匿名のヤツさん、コメントありがとうございます。初めてコメント、喜びで胸がいっぱいです！！これからも頑張りますので最後まで見守ってくれたら嬉しいな (9月12日 23時) (レス) id: d92715a68f (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します！めっちゃ面白いです！楽しみにさせて頂いております！ありがとうございます！ (9月12日 22時) (レス) @page31 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃奈 | 作成日時：2023年6月10日 14時
