好きな飴はレモン味 ページ3
『ねぇチーノ、ショッピ君はどうしたの？』
分かった
違和感の正体はショッピだ
チーノはショッピと一緒にいるはずなのに隣にショッピが居ない
ci「置いてかれてん」
ht「えっ？」
ひとらん先輩は後ずさる
『ショッピ君がそんなチーノを置いてどっかに行く訳なくない？』
二人はとても仲良いうえにショッピの方はなんだかんだでチーノに甘い
この前も授業中チーノがあてられて困っている時、ジェスチャーで答えを教えていた
そんなショッピのことだから、おんぶはさすがにせんやろうけど、引きずって出口に向かうくらいはしてくれる筈である
ci「何でや……何で皆んな俺を見捨てるん？？」
チーノの様子がおかしい
ht「チーノ？？」
ひとらんはチーノに刀を向け始めた
ci「皆んな皆んな俺を置いてく！！俺を見捨てて生きてとるのが、、、憎いよぉ憎いニクイニクイニク･･･」
幼なげな声が廊下に響く
そしてチーノの足が崩れた
いや消滅しだしたが正しいか
『ッ！！』
嗚呼行っては駄目だそう分かっているのに、、、
一歩踏み出してしまった
だってしょうがないじゃん
チーノの姿が一瞬、泣きそうな少女に見えてしまったのだ
私の目がバグるなんて、、流石幽霊だ
グラッ
アッヤバ足元の感覚がない
落ち
ht「ダーリン！」グイッ
『あっ……ありがとうございます』
尻もちをついた
私はどうやらひとらん先輩に引っ張られたらしい
ci「アァ…邪魔な男やなぁ一人持っていけるかな思ったんに」
そういったチーノの姿をした何かがグシャリと崩れた
現れたのはーーー
『はわっ…』
一人の美少女だ、、、めっちゃかわえぇぇ！！
待って待って写真撮りいや幽霊やから写真撮れんやんけ
ガチ凹みをしていると少女の目から涙が溢れた
？「みんなみんな嘘つき、、だって戻ってきてくれるって言ったのに･･･っ！！助けにくるって言ってくれたのに！」
そういった後、うえぇぇんと泣き喚く少女にひとらん先輩はあわあわとし始める
いやだから反応が不審者
『そっちには行けないけどハンカチあげるね、一緒にレモン味の飴ちゃんも』
レモン味の飴をハンカチで包んで少女の足元に投げる
ナイスシュート
バッチリ狙ったところにいった
ht「待ってダーリン、今塩分チャージもってたしそれ渡せば『除霊したら痛そうでしょうが！！』これ俺が悪いの！？」
？「うぅｸﾞｽｯもうここにいるのやだよ。お家に帰りたいのに出れないのぉ」
『塩分チャージでいける？？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
璃奈(プロフ) - YoMoKaさん» 、コメントありがとうございます。お褒めに預かり光栄です！これからも期待に応えれるよう頑張らせて頂きます(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2月26日 19時) (
レス) id: d92715a68f (このIDを非表示/違反報告)
YoMoKa(プロフ) - 書くのとても上手ですね!次も楽しみにしてます。 (2月25日 22時) (レス) @page40 id: ee93cd9c18 (このIDを非表示/違反報告)
璃奈(プロフ) - 匿名のヤツさん» 匿名のヤツさん、コメントありがとうございます。初めてコメント、喜びで胸がいっぱいです！！これからも頑張りますので最後まで見守ってくれたら嬉しいな (9月12日 23時) (レス) id: d92715a68f (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します！めっちゃ面白いです！楽しみにさせて頂いております！ありがとうございます！ (9月12日 22時) (レス) @page31 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：璃奈 | 作成日時：2023年6月10日 14時
