後輩はなんだかんだ可愛い 視点sha ページ11
『シャオ先輩だ…!!
シャオロン先輩、こんにちはぁ！』
さっすが俺
視力いいのは伊達じゃ無い
shp「ほんまや」
ベンチに座り込んで休憩中かな
ーーー
sha「ｳｯﾌﾟ」
「「大丈夫かーー！！シャオローン！！」」
sha「うるさ」
田中「ツッコミにキレがあらへんってやばいんちゃうか?」
sha「喧しいわ」
気持ち悪い
シャオロンは現在人酔いしていた
くそミスったわ
やっぱ遠回りしてもらうべきやった
田中「シャオロンが動かない。まるで屍のようだ」
sha「田中、お前覚えとけよ」
日差しが強くぼーっとしてきた
本格的にヤバイかもしれない
田中「アッ冗談ですやん」
同級生の田中と雑談をしていれば見知った声が聞こえてきた
？「シャオロン先輩、こんにちはぁ！」
その大声にシャオロンは思わず顔を上げ、相手を捉える
見えない筈の尻尾をぶんぶん振りながら近づいてくる透哉
やっぱアイツ犬っぽいわ〜
周囲の人の視線が突き刺ささっているにもかかわらず、向けられている当の本人は気にしていない様子だ
透哉『やっぱりシャオ先輩だぁ！先輩達って何乗りましたかぁ？俺らんとこはジェットコースター乗ってぇ......って顔色悪！？』
あたふたする透哉を眺める
shp「人酔いでもしたんすか」
ci「熱中症かもやで?」
sha「どっちもや。つーか二人とも察しええとこはいいけどつんつんするのやめぇや地味にくすぐったいねん」
shp ci「シャオさんがそんな元気ないの珍しいんで」
ショッピとチーノの声が揃った
ほんま仲良しやな
こはる『シャオロン先輩、よかったらお水どうぞ』
落ち着くような声
冷たいペットボトルが手に触れた
sha「え」
こはる『買ったばかりで口つけてないんで』
ゾムが可愛がっている後輩だ
何回か共に昼食を取ったが、特別仲良い訳でもないのになんでやろ
sha「.....神」
今思えば冗談混じりでいった言葉は的を射ていた
普段なら女子からのプレゼントなんて受け取ったりしない
でも、ゾムのお気にとなったら話は別や
絶対に自慢したらおもろそうやという確信と喉が乾いていたこともあり素直に受け取る
こはる『ショッピとチーノに感謝してくださいね』
そう口を叩きながらも不安げにこはるはシャオロンを見たのだ
sha「あ、ありがとう」
その表情を見た瞬間、えもいわれぬ高揚感がシャオロンの胸を突き抜けた
あれ、何でや
何で俺こいつの顔なんか見てドキドキしとるん？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
璃奈(プロフ) - YoMoKaさん» 、コメントありがとうございます。お褒めに預かり光栄です！これからも期待に応えれるよう頑張らせて頂きます(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2月26日 19時) (
レス) id: d92715a68f (このIDを非表示/違反報告)
YoMoKa(プロフ) - 書くのとても上手ですね!次も楽しみにしてます。 (2月25日 22時) (レス) @page40 id: ee93cd9c18 (このIDを非表示/違反報告)
璃奈(プロフ) - 匿名のヤツさん» 匿名のヤツさん、コメントありがとうございます。初めてコメント、喜びで胸がいっぱいです！！これからも頑張りますので最後まで見守ってくれたら嬉しいな (9月12日 23時) (レス) id: d92715a68f (このIDを非表示/違反報告)
匿名のヤツ - コメント失礼します！めっちゃ面白いです！楽しみにさせて頂いております！ありがとうございます！ (9月12日 22時) (レス) @page31 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：璃奈 | 作成日時：2023年6月10日 14時
