帰してくれ！！ (ページ46)

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合流ページ46

そんなこはるが災難にあっている頃

透哉達はーーー

偶に物音がするが、ただそれだけ
白い影っぽいものは見当たらず着実に出口に向かえていた

のぞみ「なぁ透哉、奏」
気まずそうにのぞみは口を開く

透哉「どうしたのぉ？」
道中も全然喋ってなかったし、体調が悪いのかなぁ

奏「何や言ってみぃ」

のぞみ「ごめんな。この状況多分…」

のぞみちゃんが何かを言いかけた時

？「ーーー！」
誰かの声

透哉「待ってぇ。誰か来る。念の為静かにしないと」

しーっとジェスチャーをすれば、のぞみと奏ちゃんはぶんぶんと首を縦に振った

？「コロスコロスコロスコロスコロスコロス」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

奏「何か殺す言うてへん！？早よ逃げなあかんのちゃうか？？」ｺｿｯ

奏ちゃんはのぞみちゃんに抱きつき震えている

透哉「待って！この声は…

ショッピだ〜」

見覚えある声だなぁって思ってたんだよね！
やっぱり俺、勘がいい〜

shp「あんのクソ部長……絶対殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
見ると鋭い目つきをしたショッピが呪詛を吐きながら歩いていた

透哉「おーい、ショッピ〜」

shp「ぁ……お前本物か？」

後ずさるショッピに俺らは頭の中に？を浮かべる

透哉「本物？？偽物なんているの？」

shp「…」

透哉「もう〜俺の名前は巽透哉。ショッピと出会ったのは、我々高校の教室でぇー。隣の席で話しかけても無愛想だったよね。どこ寄り道するかでチーノとショッピが討論してる間にこはると帰ったりしてめっちゃ怒られたでしょー。その後、仲直りで行ったアイス屋さんでショッピが頼んだのはぁーーー」

はぁー忘れるなんて拗ねるよぉまじ

shp「もういいっす！疑って悪かったっすから！！」
ショッピは顔を真っ赤にして俺の口を手で塞ごうとしてくる

意外にもショッピが選んだフレーバー子供っぽかったからよぉく覚えてるんだよね

透哉「分かれば良いんだよぉ。あってかショッピ白い影に会ったぁ？？俺ら偶に物音するだけでそれっぽいの会ってないんだよね」

そう言えば、ショッピは俺もそれっぽいのに会ってないでと返してきた

のぞみ「あの、ショッピも聞いてや！！実はなーーー」

そういえば話の途中できっちゃったな
のぞみが何かを決心したように口を開いた瞬間だった

ガッシャーーーン