帰してくれ！！ (ページ40)

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トラブル発生！ページ40

ブチッ
照明が消えた

ci「ウワァアァアァアァ！！」バタバタ

shp「ちょっおい！！！」

こはる「チーノ駄目！！動いたら危ないよ」

奏「皆んな落ち着いて！」

透哉「え、何？？」

ピーポーンパーポーン
「只今、緊急時により停電致します。白い影、白い影に御注意ください。繰り返します。白い影、白い影に御注意を」

もしかしてヤバそうな感じ？？

じゃあ
透哉「出口に走れぇ！！」

？「きゃっ」
近くの小さな手を握り、俺は出口方面に走り出した
焦りから周りの声が届いていなかったことも気付かずに

ーーー

？「待てや、スマホのライトで照らせば道間違えずに行けるで！！」
荒げた息を整えたいのか、走っていた俺の手を強く握る

透哉「あっその手があったかぁ」
俺がポケットからスマホを取り出してライトをつける
すると、姿が見えるようになった

声から察していたが、やっぱり奏ちゃんだったようだ

絵画を見れば後５分くらいで出口につけるだろうと予想できる。嫌な予感がするのでバスに早く戻りたいが、息を整えるのが先だろう

しかし何かおかしい

奏「なぁ私ら以外にも人たくさん居ったよな」
そうだ、人の気配すらしないのだ

停電前まで賑わっていたにも関わらず、此処には俺ら以外の声や足音が聞こえない

透哉「やっば、てかこはるちゃんは？？もしかして置いてきちゃった？？」
先生に早く連絡をして対処しないとという焦りから適当に近くにいた人を引っ張ってきてしまった

奏「……っ、待ってっていう声聞こえたんに私、止まれんかった」
罪悪感からだろうか泣きそうな声である

透哉「ごめん......俺、焦っちゃってた。戻って合流しないとだねぇ」
俺が後ろを振り向き来た道を戻ろうとした時

？「なぁ」

奏「キ"ャー」
透哉「うわぁ！！」

のぞみ「酷いで、、、透哉と奏ぅ」( ･̆⤙･̆ )
そこにはのぞみが立っていた

透哉「びっくりしたぁ」

奏「のぞみやんけ！他の子達は？」

のぞみ「それが･･･逸れちゃったんや」
落ち込んでいるのかのぞみちゃんは俯いている

奏「こはるちゃんを迎えにいくんやけど、のぞみも一緒に行くか？」

のぞみ「それ多分無理やで。シャッター下ろしたから」

透哉「何でぇ？」

のぞみ「さっき白い影らしき奴に追いかけられてな。壁のボタン押したらシャッターおりたからそのまま逃げてきてん」