帰してくれ！！ (ページ25)

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作戦会議ページ25

本格的な学校生活が開始して一週間

週一で行う作戦会議の時間がやってきた

プルルルップルルルッ

こはる「はいー桜田でございますー」

透哉「めっちゃww丁寧じゃんwww」
何故か笑っている

ちなみに私の現在地は自宅のトイレ

ここに監視カメラつける奴はごく僅か
安心して話せる場所として最適なのは私的にここだけ

透哉「てか部活面倒くさい〜」

こはる「じゃあ帰宅部にすればいいんじゃない？」
学校でもそんなこと言ってたな

透哉「分かってないな〜」

攻略対象と同じ部活に入部できれば、接近して好感度を上げるチャンスイベントが増えるかもだろーと伝えられる

こはる「何言ってんの？そんなのは委員会でいい。それよりもテストイベントの方が大事だよ」

透哉「あっ確かに！委員会でも絶対イベント増える、、、でもテスト？何で？？」

こはる「大体攻略しにくいキャラは頭脳明晰の真面目キャラだよ。その人に近づくにはテストでその人よりひとつだけでも上の点数をとり、興味をひく必要があるから難しいんだよね〜」

透哉「いや！そういうのはそのキャラに勉強教えて？って甘えながら近づき少しずつ攻略がベストや」

こはる「面識なかったり、優しいキャラじゃなかったらアウトじゃない！！」

乙女ゲームやギャルゲー知識で考えを出しあっても埒が開かない

こはる「それに私、知ってるんだからね！前世アンタがテスト順位10位以内常連だってこと！！！」

透哉「え〜知ってんの？じゃあこはるにはこの戦法通じないってことかー」

こはる「......キッショ」

透哉「待って！その反応は心にくるよ〜」

エーンエーンと泣き真似をしているコイツに更にドン引きしていると

透哉「まぁでもおもしれー女枠狙うしかなくない？？」

こはる「知識が古い。天然系とか恋愛に興味ない系女子演じてもいいけど、今更そんな演技してもだし、私のメンタル的にも無理、、、」
確かにそんな女の子は可愛いが私にあの性格はキツイ

透哉「いや、お前既におもしれー女だから大丈夫っしょ〜」

こはる「はぁ？？」
何言ってんだコイツ

透哉「で

誰に絞るん？」
真面目な声にさっきまでのふざけた雰囲気が変わった

こはる「、、、、」

静寂が訪れる