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とりあえず一旦落ち着こう。そう思って深呼吸をしたけど正直落ち着いたのかどうか分からない。
そんな事を考えるのもバカバカしくなってきたので考える事を放棄して辺りを見回した私は__



____この異常な光景をようやく理解して自分の目を疑った。



辺りは延々と純白の世界が広がっていて人や建物、枯れ木も生えていないし空と地面の境目もない。
太陽や月も無ければ自分の影も見当たらない。
私を残して前後左右上下、全てが白一面で塗りつぶされている。



ここまで白を怖いと思ったのはこれまでもこの先もこの一回だけだろう。
…この先があるのかは分からないが。



もうどうする事もできないのでその場に座って俯く。
…何だろう。怖くて不安でしょうがないのに…涙が流れない。
試しに自分の頬をつねってみたけど痛みを感じない。


「一体何がどうなってるんだよ…!」


意味が分からない。
誰でもいいから誰か教えて欲しい。
私はこれからどうなるんだ…?
ま、まさかこのまま永遠にこんな場所に一人きりとか…。
考えれば考えるほど恐怖が頭を支配していく。



「……落ち着いて。よく前を見て。」



不意に聞こえたその声は私の思考をピタリと止めた。
そして私は反射的に顔を上げて前を見る。
すると100mくらい先の空間に黒色の扉があるのが分かった。


何がどうなっているのか分からないが扉の周りには壁は無く、ただ扉が立っている感じがした。
突如現れた扉をボーッと眺めているとその扉は一度見たことがあるものだった。
……教室の扉……?扉の上に3―Aと書かれた看板があったから多分合っているだろう。



ここでボーッとしている訳にもいかないし覚悟を決めて恐る恐る扉に手をかける。
そしてゆっくりと扉を開けた。


真っ先に目に飛び込んできたのは部屋の真ん中あたりにポツンと置かれている机と椅子。
それから何故か懐かしさを感じる黒板。
そして、黒板の前に立っている1人の青年。



こちらを見た青年と不意に目が合って私は息を飲んだ。
青くつやっとした髪の毛、青くまっすぐで綺麗な瞳、淡い青色の長いマフラー。
ものすごく見覚えのある顔だった。


何で、貴方がここにいるのか。
ここは一体どこなのか。
そんな事を考えていたが反射的に私の口から出たのはこんな言葉だった。



「こんにちは。私の推しにそっくりの見た目ですね。」

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子供隠し(プロフ) - Oqu PSさん» ありがとうございます!ぜひ使わせていただきます! (2020年2月14日 1時) (レス) id: 822e2b3ade (このIDを非表示/違反報告)
Oqu PS(プロフ) - [メフィスト・ルル・フェレス]と[アメイモン・ルル・フェレス]で参加させて頂いている者です!良ければうちの子(クセだいぶ強め)を使ってくれると嬉しいです....! (2020年2月14日 1時) (レス) id: 1ef614f15d (このIDを非表示/違反報告)
子供隠し(プロフ) - 甘夏蜜柑さん» ありがとうございます!ぜひ使わせていただきます!頑張ります…!(亀更新ガチ勢) (2020年1月13日 19時) (レス) id: 822e2b3ade (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - コメント失礼します。トリップもの好きなので展開がとても楽しみです!うちの子使ってくださって大丈夫ですよー! (2020年1月13日 19時) (レス) id: 46733a7bea (このIDを非表示/違反報告)
子供隠し(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます!ぜひ使わせていただきますね…!応援ありがとうございます…!(亀更新ガチ勢) (2020年1月13日 17時) (レス) id: 822e2b3ade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:子供隠し | 作成日時:2020年1月12日 14時

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