頑張れ雨ちゃん【派生作品】

オタク暗殺者 ページ8

「あーもう！りんご飴は食べられなくなったし浴衣汚れるし最悪だよー。」

「…。」

「ねえその憐れむような目止めない!?えっ、ねえ!?ちょっ、聞いてる!?」

「聞いてません。」

「バッチリ聞いてるね!?というかそれ言っちゃったらダメなやつだから！」

懲りずに真夜中なのに大声をだす如月結。
今度は魔物が来る気配はない。

「…あの、あそこ誰かいません？」

急に右を指差す蜩雨。
何故か持っていた懐中電灯で右の方を照らす如月結。
数秒後懐中電灯を鞄に閉まって右の方に走り出す如月結。

「……ズキくんこんばんはー！」

「え、あっ…ゆ、結さんこんばんは…。」

「あのねあのね！好き！大好き！愛してる！」

笑顔でいきなり告白をする如月結。
顔が真っ赤になる紗茨ズキ。
そしてそれを遠くでボーッと見ている蜩雨。

「えっ…ちょ、ま、待って結さ…は、恥ずかし…。」

恥ずかしがる好きな人にキュンキュンする如月結。
そしてりんご飴を好きな人の口に突っ込む。迷惑。

「ズキくん可愛い！好き！」

好きすぎて思わず抱きついてしまう如月結。
何故か硬直した紗茨ズキ。
存在を忘れられた蜩雨。


この後全力で好き好き言いまくってわかれた。
蜩雨は暇すぎてベンチに座って寝ていた。
こっそり如月結は蜩雨の寝顔を写真に撮った。

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紗茨ズキさんをお借りさせていただきました！
ありがとうございます！

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