* 強 i n g *【KJ∞】 (ページ4)

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手紙ページ4

* A s i d e *

何とか集団のところを通り抜け、教室へ。

教室の中に入り、窓際の1番後ろである自分の席へと足を進める。

肩掛けﾊﾞｯｸﾞを机の横に掛け、ﾘｭｯｸを机の上に置いて教科書やﾉｰﾄを机の中に入れようとした時

ｶｻｯ

「ん？」

何かが手に触れた。
取り出すと、それは虹が描かれた1枚の封筒だった。
差出人はわからないけど、宛名は私だった。
封を開けると、中には1枚の便箋が入っていた。
そこには

Dear Aちゃん

話したいことがあるので、

お昼休みに屋上に来てください。

待ってます。

それだけ書かれていた。

「誰だろ…」

手紙を片手にﾎﾞｰｯとしていると、理央が来た。

理央「A何持ってるん？」

「机の中に手紙入ってた」

理央「見せてー」

手に持っていた手紙をﾋｮｲと取り上げられた。

「あっ、ちょっとっ…」

理央「これ、告白じゃん」

「行かなきゃﾀﾞﾒかな…」

理央「待ってますって言ってるんだから、行かなきゃでしょ」

「でも～…」

理央「行くだけ行ってみなよ」

「うん。一応、行くだけ行ってみる」

理央「でも、どうせAはお兄さんﾗﾌﾞだから断るんでしょ？」

「ばっ…ﾊﾞﾚた…？」

理央「ﾊﾞﾚるに決まってる(笑
とにかく、聞く前から即答で断らないこと。
わかった？」

「…はーい」

そんなことを話しているうちにｸﾗｽﾒｲﾄが揃っていた。
そして、ﾁｬｲﾑが鳴り、教室に先生が入って来て朝のHRが始まった。

*