ボーダー隊員と純恋愛【風間蒼也】-完- (ページ16)

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16話結果ページ16

『オール100なんて初めて、、、』

目の前に返却された答案用紙を見ながらつぶやいた。
毎度、数学だけは6割取れたらいい方だった。

10枚程の答案用紙には全て3桁の文字。

バサ

大学の長い机の一角に全ての答案用紙を軽く放り出す。

『なんでキスなんか、、、、』

あれから早1週間。
会ってなければ、連絡すら取っていない。

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ゆっくりと離れる温もり。

『な、、んで、、///』

自らの唇に触れて、今起こったことを確かめようとした。

風間「わからない、、、すまん、」

それは自分が期待していた言葉とは程遠いものだった。

その瞬間に頭にカッと血が昇るのがわかった。

それと同時に、自分は風間に惹かれていることを
風間を好きだということを理解してしまった。

『サイテー！！！！』

バン

近くにあった教科書を風間に投げつけて風間宅を飛び出した。

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「風間さんも隅に置けねぇなぁ」

答案用紙を一枚横から奪い取られる。

『？！太刀川、、、！くん、、、』

大学内なのを忘れて素が出そうになるのをなんとか食い止める。

太刀川「んで？お前からしたの？それとも風間さん？」

『な、、なんの話よ！////』

奪われた答案用紙を奪い返して、答える。
頬に熱が集まるのがわかる。

太刀川「お前今自分でキスって言ってたじゃねーか」

『言ってない！』

太刀川「ふーん？
ひとつ教えてやるよ。」

太刀川の顔が真剣になる。

自分でも分かる程、自分は今訝しげな顔をしている。

うるさい大学内、なのに太刀川の声が鮮明に聞こえる。
目を見開く。嘘だと信じたい。嘘だ嘘だ嘘だ

堪らず駆け出した。

「1週間前から、風間さん心ここに在らず状態で

昨日近界民の攻撃をまともに受けて、、、、」