ボーダー隊員と純恋愛【風間蒼也】-完- (ページ14)

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14話勉強ページ14

『なーんだ、超簡単♪私天才！』

ペシっとおデコにデコピンが飛んでくる。

風間「教え方がいいだけだ、こんな簡単な問題を解けていい気になるな」

とはいえ、風間は本当にどういう問題に対してどの様な公式を用いれば良いのかを簡単に説明しただけ、まだ1時間も経っていないというのに、彼女は基礎問題を全て解いてしまった。

風間「次はこれだ。さっきの公式の中から２つの式を用いらなければ解けない問題を10問用意した」

解け

と風間が手書きした問題が綴られたレポート用紙を受け取る。

『風間、、、』

風間「、、、なんだ」

『ごめんなさい』

風間「！、、、、なにを『風間も明日テストなのに、、、』、、、ぷっ、」

『へ？こっちは真剣に謝ってるのに！！』

風間「いや、スマン。
悪いと思っているのならこのテストで良い結果を出せ。それに、、、
俺はお前みたいにテスト直前で焦るなんて馬鹿ではない」

フッと不敵に笑う風間に
腹がたつはずなのに、心臓がドキッとした自分は多分おかしい、とAは頭を振った。

風間「いいから解け」

『解くよ！これ全問正解したら、なんかご褒美ちょうだい！』

風間「、、、全問正解したらだ。」

よっしゃ！

とガッツポーズをしてAは問題を解き始める。

今から急展開を迎えるとも知らずに。