【高等部編】愛され少女の学園生活！2

8話 ページ27

ぬらり「相手を攻撃し、ダメージを与えることは大切だ。



だが本当の【与える】とは、相手の利益になってこそ意味があるのだ」




A「確かに…じゃあ、どうすれば？」



ぬらり「一度、自分の体の中に、自然のパワーを集める。やってみろ」



A「はい！」



Aは目を閉じ、両手を広げた




A「(木、花、光……今ここにあるもの全て、私のパワーになる…！)」



Aの体に、光が集まっていく




A「……ふう」



ぬらり「よし、集められたな」



するとぬらりは、一羽の小鳥をAに差し出した



A「この子は…？」



ぬらり「怪我をして、動けなくなった鳥だ。この小鳥の傷を、癒してみろ」



A「は、はい…！」



Aは小鳥の前に、両手をかざした




A「(この子に私をパワーを…！)」



すると、Aの手から黄色の光が溢れ出し、小鳥の体に流れていく



そして、傷は徐々に治っていき……




「ピィ！」



A「できた…！」



すっかり元気になった鳥は、バサバサと飛び去っていった




ぬらり「上出来だ」



A「ありがとうございます！」



ぬらり「その状態で、変身するのだ」



A「はい！」



Aの手は、黄色の光が帯びたまま



Aはその手で、ベゼルを回した



A「変身！」




Aの体が、黄色の光に包まれていく





ヴィーナス「全てのものに安らぎと幸福を……ヴィーナス、ここに降臨！」






ぬらり「完璧だ。これで、Aのパワーアップは完了した」



ヴィーナス「癒しの神に名にかけて、必ずや中等部を守って見せましょう」



ぬらり「うむ。頼んだぞ」



マタロウ「回復キャラ上がるぅ〜！しかも超絶美人！！///」

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