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【月島side】
国｢あ、月島。｣
国見か。そういえば一ノ瀬の話があるんだっけ。
月｢何か用？｣
国｢別に？｣
なら何で話しかけてきたんだ。
国｢月島。｣
月｢だから何？｣
国｢さっき、一ノ瀬に告白した。｣
月｢！…ふーん、そうなんだ。｣
国｢あれ、思ってた反応と違うな。｣
月｢…どんな反応を期待してたわけ？｣
まさか、国見が。
好きなのは知ってたけど、まさか告白するなんて。
国｢いやだって月島も一ノ瀬の事好きじゃん。だから良い顔する訳ないと思ってたんだけど。｣
月｢…別に。告白しようがしまいがそれは個人の自由デショ。｣
そう、個人の自由。
だから国見が告白しようと僕に止める権利なんか無い。
国｢それはそうだけど。月島はするの？｣
月｢！…さぁね。｣
正直、国見はすごいと思う。
僕は告白する気なんて毛頭ない。
何故なら…
国｢ま、一ノ瀬が及川さんの事好きなことなんて一目瞭然だけどな。｣
月｢！｣
…何故なら、自分が報われないことが分かっているから。
自分が始めから失敗すると分かっていて、どうして挑めるのか。
僕には理解できない。
国｢それは、なんでって顔？｣
月｢…｣
そういう国見の表情は完全に吹っ切れていて、でも…
…どこかで救いを願っているような、そんな表情で。
国｢最初は俺もする気なんて無かったんだけどさ。｣
国｢それでも、言わなきゃって思ったんだ。みすみす取られてたまるかって。｣
月｢…｣
国｢だから俺は後悔はしてないし、言ってよかったとも思ってる。｣
月｢…そっか。｣
国｢んじゃ、俺行くから。｣
月｢…｣
僕は一ノ瀬に告白する気はない。
報われないし、言ってしまったら今までの関係も崩れてしまうから。
だから…
月｢…あ、一ノ瀬。｣
｢！月島…｣
いつも通りに。
月｢どうしたの。｣
｢ごめん、面白い話はやっぱり出来ない。それと、国見知らない？｣
月｢そ。国見ならあっち行ったよ。｣
｢分かった、ありがと！｣
走り去っていく一ノ瀬を見つめる。
好きだから手に入れたい、とは当然思うけど。
あと日向曰く大王様に取られるのも何か癪だし。
赤｢…良かったの？月島。｣
月｢赤葦さん…｣
告白しなくてって事だろうか。
月｢僕は告白なんてする気ないんで。｣
それでも、自分から傷つく必要なんてないし傷つきたくもないから。
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真琴(プロフ) - ゆりりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが精一杯頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！返信遅くなってしまい申し訳ありません...！ (2019年1月3日 0時) (
レス) id: f359aee221 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - 続きがめっちゃ気になります。更新頑張ってください！ (2018年9月9日 7時) (レス) id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真琴 | 作成日時：2017年2月1日 23時
