俺…女なんですけど。ーanother storyー【及川徹ver.】

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皆にカミングアウトしてから、変わったことがある。



まずは部屋がマネージャー部屋になったこと。



白｢いらっしゃーい！待ってたよー。｣



雀｢これでようやく恋バナ、聞けるね！｣



清｢Aちゃん、よろしくね。｣



谷｢え、えっと…一ノ瀬サン、でいいですか！？｣



｢谷地さんそんなに怖がらないでよ。呼び方は何でもいいよ？それから先輩方、よろしくお願いします。｣



マネージャーさん達は、優しく迎え入れてくれた。



いい人達だなぁ…



それから、変わったことと言えば。



日｢いっ一ノ瀬！サン！？｣



｢呼び方は何でも良いよ。(日向と谷地さんってやっぱ似てる…？)｣



黒｢よー、Aちゃんって呼んでいいだろ？｣



｢…お好きにどうぞ。｣



黒｢ちょ、冷たくない！？｣



皆の接し方、かな。



でも前と同じく、私に優しくしてくれる。



…何だかんだ、いい人達だよね。



及｢Aー！｣



ぎゅうっ



｢うっ…と、徹…｣



ぐいっ



花｢おら及川、一ノ瀬から離れろ！｣



松｢こわかったなー、大丈夫だった？｣



及｢ちょっとマッキーまっつん！どういうこと!?｣



花｢俺達が何もしなかったのは、一ノ瀬が男だったからだ。女と分かった今、止めない理由はないだろ。｣



松｢一ノ瀬が可哀想だし。｣



及｢絶対今の俺が1番可哀想だよね!?｣



花｢あ、因みに。今度から1回するごとに岩泉に制裁してもらうから。｣



及｢え、ちょっと待ってマッキー!?｣



岩｢…及川。｣



及｢い、岩ちゃ…｣



岩｢…歯ぁ食いしばれ。｣



及｢え、ちょ、ぎゃあああ！｣



白｢安心してAちゃん！及川からは私達が守るからね！！｣



雀｢あんなチャラ男に純粋なAちゃんを汚される訳にはいかないからね。｣



｢え？あの、えっと…え？｣



…どういうことだこれは？



清｢…Aちゃん。｣



「あ、はい。」



清｢…安心して。｣



｢…｣



前と同じ…なのか？



いや、何かが明らかに違うよな!?



白｢あ、それと。｣



｢なんですか？｣



白｢Aちゃんの恋バナ、今日の夜聞かせてね！｣



｢…｣



これは、もしかして…



カミングアウトしない方がよかったんじゃ!?

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