前の席の輩君に気に入られました【宇髄天元】２

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〜Aside〜




『あ…』



天元と２人で屋台を回って少し経ち

花火までの時間を確認する




『天元、そろそろ皆の所向かわなきゃ』



「もうそんな時間？」



『うん。あと10分しかない』



「……」





時間気にするの忘れてて

結構ギリギリになっちゃった




『あ、善逸から連絡来てた。どこいるの？泣
だって(笑)』



今から向かうよーと返事を送ろうとした時

文を打っていた方の腕を天元に掴まれた






『……っどうしたの？』



「……別によくね？と思って」



『何が？』



「花火。このまま２人で見ようぜ」



『えっ』



「今から向かってアイツら探して合流すんの10分じゃ厳しいだろ。人多いしよ。探してる間に始まっちまうかもしんねぇし」



『たし…かに…』





天元の言ってる事はごもっとも…




でも…







「…俺と２人は嫌か？」



『！！いっ、嫌じゃない！！』




首をブンブン振って否定すると

天元は凄く優しい顔で笑った





「じゃ、決まりな」



『…あ、でも皆になんて言おう』



「それは任せろ」




そう言うと天元は携帯を取り出して

誰かに電話をかけた




「……あ、不死川？
花火なんだけどよ、Aと２人で見るから」



『！！？』





そんな理由もつけず直球に言うの！？




「…おう……………ありがとな」




そう言うと天元は電話を切って私を見た






「よし、行くか」



『…うん。………っえ？』





見ると私の目の前には手が差し伸べられていた

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