前の席の輩君に気に入られました【宇髄天元】２

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〜Aside〜




『ね、炭治郎たちの所行かなくて大丈夫かな？』



「あー？大丈夫だろ別に。んな事より
あっちの方行ってみようぜ」



『っうん』






……天元が明らかにさっきより元気になってる






私が不死川くんの事好きだと思ってたから

なんか遠慮してたのかな？




だとしたら誤解が解けてよかったけど…







「なんか食いたいのある？」



『んー…あ！！いちご飴売ってる！！』




私の目についたのは串に４つ苺がささったいちご飴




『あれ食べたい！ちょっと買ってく…((「おい待て」



屋台の列に並びに行こうとした瞬間

天元に腕を引かれて引き止められた



『なに？？』



「１人で行動すんな。一緒に並ぶから」



『え、でも買ってくるだけだよ？』



「待ってる間とかにナンパされたらどーすんだよ」



『…そんなの天元され慣れてるでしょ？』



「は！？俺じゃねぇよお前の事だわ！」



『はい！？私はナンパなんかされないよ！！』



「されるくらいの派手なツラしてるから
言ってんだろうが」



『派手なツラってなに…(笑)大丈夫なのに』



「それでも。とにかく俺から離れんな」



『っ…、はぁい…///』



天元に押され、一緒に並んでいちご飴を買った




『わ〜可愛いっ』



「A」




なに？

そう言いながら上を見上げた瞬間



パシャッ


「あ、クソ。ちょいブレたもう一回」



『………え、待って。いま写真撮った？』



「撮った」



『なんで！？』



「可愛いかったから」



『やめて消して恥ずかしい！！』



不意をつかれた瞬間の顔なんか

ブスに決まってる！！(泣)



「消さねーよ、ほら笑え」



『〜〜///…写真撮られるの恥ずかしい…///』



「んじゃ俺も一緒に写ってやっから」



『え…！！！？///』




気づくと天元は私の横に移動して

膝を曲げて視線を合わせてきた





「撮るぞー」



『え、あっ…はい！』



言われて慌ててスマホ画面を見て笑顔を作る






「……うし。かーわい」



『やめて…///』



「写真送っとくな」




天元は速攻私に今撮った写真を送ってきた





『…ありがとう』





携帯を開いて画像を確認する




…天元と初のツーショット


画面の中に映る自分と天元を見て思わずニヤける







こんなの、嬉しいに決まってる

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