前の席の輩君に気に入られました【宇髄天元】２

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〜Aside〜



電車に乗って２駅先

降りて改札へ向かうと


天元と不死川くんが待っていてくれた





「お、きたきた」



『お待たせー！２人とも久しぶり！』



「だな！元気してたかー？
つっても連絡は頻繁にとってるけどな(笑)」




そう言ってニカッと笑う天元の顔をみたら

心臓がキュゥっとなった





なんだコレ






「…A？どーした？」



『ぇあ！？なっ、なんでもない！！』



「なんだよ(笑)とりあえず俺ん家向かうか〜」



『うん！…あと、不死川くんごめんね？
２人で勉強してたのに邪魔しちゃって…』



「邪魔なんて思うわけねぇだろォ」



『！！…ありがとう！』



「…………」







ーーーーーーー

ーーーー






「ここ、俺ん家」



『お、お邪魔！します！！』



「んなかしこまんなくていーって(笑)」






いやいやいや、緊張しますって



炭治郎たち以外の同年代の男の人の家になんて

入った事ないし！！





「テキトーに座っていいからよ」




天元にそう言われ

場所的に天元と不死川くんの間の位置に座った





「んじゃ、ゲームしよーぜ〜」



『え！？』



「遠藤はお前に勉強教わりに来たんだろうがァ」



「冗談だっつの、ほらやるぞ」





そう言いながら天元は教えやすい位置

私の真隣に座りながら移動してきた




『っ…』






天元の距離感がおかしい事は前々から

知ってるはずなのに



場所と状況のせいかいつもより緊張してしまう







それなのに





『天元、ここ…』



「んー、どれ？」



『…///』





質問する度に私の後ろの床に手を置いて

手元を覗き込んでくる



そのせいで余計に距離がピタッとくっついて

余計にドキドキする






チラッと不死川くんを見ると

こっちを何も気に止めなく課題に専念してるし





この距離感が普通なの！？



よく分からない！！







なるべく天元を意識しないように私は課題に集中した

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