前の席の輩君に気に入られました【宇髄天元】２

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〜Aside〜




『…天元』



「なーー、こいつ具合悪ぃみてぇだからさ
悪いけど俺ら抜けるわ」



『え…』



「うそA大丈夫？？」




天元の声に駆けつけた友人が

心配そうに私を見る




『あ、……えっと…ごめん…』




具合が悪いわけじゃないけど


とりあえずその場は天元に合わせた





「私も気づかなくてごめんね…帰り大丈夫？」



「俺が送ってくから平気」



「あ、ほんと？宇髄くんよろしくね
A、お大事にね？」



『うん、ありがとう…』



「え、宇髄くんが行ったら私ペアいなくなっちゃう
遠藤さんは田口に任せればいいじゃん！」



「そうだよ！俺が送るよ遠藤さん！！」



「うるせぇな、俺が送ってくっつっただろ」



「「！！！」」



「A、行くぞ」



『ん…』






天元に手を引っ張られながら


私たちは公園を後にした






『…………あの、天元…』



「あー？」



『…心配してくれてありがとう
でも本当に具合悪いわけじゃないからさ』



「…」




多分青ざめていた私を見て

具合が悪いと思ったんだな…




正直助かった






「……具合悪くねぇことぐらいわかってるわ」



『……え？』



「俺がムカついたから！あの場から
連れ出したんだっつーの」



なぁ


と天元は続けて言う






「俺に触られんのは、嫌じゃねぇ？」

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