殺し屋系グループでドSな相棒が出来たのですが。3

12月31日 ページ13

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初めて祝った自分の誕生日は、たった一口のクッキーを貰った。
ほんの少しでもこぼしたく無くて、両手でちまちまと食べていたことを思い出す。

「ふっふっふー。見てください！夕日の特製クッキーです！」

「…えっと……何味、これ」

「失礼ですよ、リーダー！白菜味です！」

「？？」


白菜ってクッキーにして味がするのだろうか。
なんて思いつつ、一つ摘んで見る。

「あれ、これって…」

「お気付きですか！チーズ入りです！」

「何だ、俺の好物？」

「てか普通に美味しそうだね」

「リーダーは食べるの禁止ですよ！」

…どうやら、ゆうひちゃんからの誕生日プレゼントということらしい。
もう十数年間祝っていなかったから、新鮮な感じがする。

「…新鮮なのはお野菜もですよ！」

「どうしたの急に」


クッキーに歯を立てると、さくりという耳心地のいい音。
そして、香ばしい香りが鼻の奥から漂ってくる。


「…一口で食べてください！」

「え？……あ」


昔の癖だろう。
それほど大きくないクッキーをかじってしまったのだ。


「まだまだ、ありますから。気がすむまで食べてください。」

「……ゆうひちゃん」

「じゃあ遠慮なく」

「ちょっとリーダー！」

二つ一気に食べた夏さんをみて、思わず吹き出してしまう。

「ふっ…ははは…っ！」

「んっ！…ほいひいほほへ！」

「もーう、なら私も食べちゃいますからね！」


…どうせなら、これだけたくさんあるのなら。
一人でちまちま食べるより、みんなで食べたほうがいい。



「……ありがとう、二人とも」




「……誕生日は、まだまだこれからです」

「俺クッキー食べただけだけどね」



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そんな、楽しいごと好きでちょっとズレてる春日の誕生日は本日です。





無事、本編で二人が紅苹果に所属できてからのお誕生日祝いですた…。

夕日は丸っぽい字、春日はちょっと可愛い字とか書いてたら萌えます。

今年の描き納めはこれですかね！
1月のあけおめイラストは2日くらいにあげる予定です！

そして。

「殺し屋系グループでドSな相棒が出来たのですが。」を徹底解説するページ。

この作品を快適に読むための作品です！
ぜひ！

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