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動き ページ24

「そう。…じゃあ、星野の方からは何の情報も?」

「ってことになるかな。…と、お客さん」


警視庁に入ってすぐ、2人の姿が目に入る。
1人は小鳥遊さん、もう1人は___…


「…俺はそろそろ退散するかな。それじゃあまた連絡お願いしまーす。」

「了解。」


パーカーにジーンズの、ラフな格好。
年齢は、20代前半だろうか。
どこかで見た覚えもないが、警察に出入りするということは…

「いらっしゃい、芽生。また仕事の邪魔?」

「やだなぁ。ほら、お仕事のお手伝い…っていうのかな」

「増やしてるだけですけど」


…手伝いではないだろう。
なんて思いながら、事の流れを見守る。


「仕事するこっちの身にもなって欲しいんだけど」

「え?伊月ってちゃんと仕事してるの?」

「いや、勿論してないけどね」


…前言撤回、もはや見守るのも、この会話を耳にするのも不快だ。
別に真面目に仕事をしろだとか言うつもりはないし、この人たちがそうしたところで大して興味はない。
ただ何となくイラっとする、それだけだ。


「そんなに早く彼女の元に帰りたい?」

「……彼女、ね」

「あれ、動揺するかと思ったのに。そんで名詞じゃなくて代名詞の方って言ってあげようかと」

「帰って良いですか」


小鳥遊さんは普段から読めないし時々からかってくるから勿論あまり好きではないが、咲間さんは隙あればからかってきて鬱陶しい。
ああ、鬱陶しい。

「じゃあ、上に挨拶してくる。諸情報伝えといてくれる?ゆづくん」

「…了解」

上機嫌に階段を上がる咲間さんの背中を、ぼうっと見つめる。


「彼に対してここまで穴がない対応できるのは惠くんか君くらいだからね。芽生も嬉しいんだろうね」

「それは、……あの人が惠さんに、会えないから…ということですか」

「へぇ。…たくさん調べたんだね」


「……どうせ、あんたらも調べ尽くしてるくせに」


俺のことも、暁のことも、あの家のことも。


「本質的正義と、社会的正義。……正染はどっちを取るんです」

「……」


大人は、都合が悪ければすぐに避けると、知っている。
別に、本当に答えを求めたわけじゃない。


「……正染は知らない。僕は正染の人間じゃないからね。」

「……」


「それでも、僕が選んで良いなら。僕は最後まで前者を選ぼう」

「…な、」


正局局長。捜査一課理事官。
人を制する、そんな立場を持っていながら。


「…残念ながら、ね。……あの日から僕は、警察を辞める覚悟なら出来ている」

そのために→←死を阻むは



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リナ@オリ垢(プロフ) - 星雲さん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しい言葉です…!頑張ります! (2019年3月11日 13時) (レス) id: 4ca9bb93a1 (このIDを非表示/違反報告)
星雲 - すごく面白い!私は真夏さんが好きです!イラストも私の好みです♪更新頑張ってくださいね! (2019年3月11日 8時) (レス) id: 856336a373 (このIDを非表示/違反報告)
リナ@オリ垢(プロフ) - 如月 唯奈さん» コメントありがとうございます!はい、頑張ります! (2018年12月18日 20時) (レス) id: d33000d880 (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - リナさん、初めましてっ!( ☆∀☆)面白かったです!私も殺し屋を主人公とした小説を作っています。更新頑張ってくださいね! (2018年12月17日 1時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リナ@オリジナル小説垢 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2018年11月25日 11時

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