殺し屋系グループでドSな相棒が出来たのですが。2〈A story of a rainy day 〉 (ページ5)

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銃を知るページ5

「私も最近入ったばっかでねー。でもさぁ、ナイフより銃の方が安心感あるよね。」

『近距離か遠距離かって話だよね。けどまぁ、知識がないと扱えないし…ちょっと怖いかも』

「そういえば、Aちゃん紅苹果に入ってからすぐ銃使ったんだよね？使えたの？」

教室に向かう中、八戸さんと会話をする。
そのときは、民間人に普及されている銃を使った。

『私、まだ民間人用のやつしか持ってないんだよね。操作が簡単なやつ』

「なるほど…。って言う私も新しく買いはしたけど扱えなくて。」

やはり、加入したばかりの女子となると扱いやすいものが主流だろう。
となると結構みんな同じ銃を持っていたりして。

「ってことで、一緒に基礎知識勉強しようね！」

両手でぐっと手を握られる。

『うん、頑張ろうね！』

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「終わったか」

『つっかれた…。ゆづは英語技術、だっけ？』

「そうだな。つっても英語だけじゃねーけど」

フランス語とかドイツ語とかそのほか諸々。
と言われ、この人は男子高校生なのか疑いたくなった。

「お前は」

『あー、えっと…銃の基礎を叩き込まれたよ…』

「もう拳銃扱えるレベルにはなったんじゃねーの？」

私の書き殴ったようなノートを見て、面白がるようにそう言った。
とにかく、必要最低限の知識と、あとは銃の大まかな種類の基礎知識、あとその中からさらに細かく分けられた種類の知識…と、一時間に教わる量とは決して言えなかった。

「わかっただろ。銃弾が入っていなかろうが、セイフティがかかっていようが、銃口なんて相手にそう向けられるもんじゃねぇ」

『うん…。思ったよりアニメとかドラマの知識とも違うものも多くて』

よく聞く単語もありはしたが、初めて聞く言葉をつらつらと並べられて頭の整理は未だに付いていない。
明日もこれが続くとなると、体力が持つかどうか…

「次体育だぞ、着替えいいのか」

『この急に現実に戻ってきた感は何なんだろう…！』

銃の話を聞いた直後のバレーボールって…生きてる世界が変わった感じがするんだけれど。
ゆづは相変わらず、疲れた様子もなく男子更衣室へ向かった。

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ネット知識多めでした。
銃に詳しい方、今後の内容で間違いがあれば指摘お願いいたします！