ナムさん至上主義

あの夏の日 2 ページ2

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暑くて死にそうな顔から
必死に普通の顔に戻して顔を見る


「どうしたんで…すか…」



目の前には
スマートでえくぼが可愛いと巷で有名な
あのナムさん



顔ちっさ！！！



可愛い困り顔で
助けを求められた私は


デレデレした顔を引き締め自販機をみやる


いや、これ直んねーべ。(早い)

だってもう電源すらついてないよね？これ。




「あの、これ差し上げます。」

さっきスーパーでアイスと一緒に買っていた
サイダーを渡す

水じゃなくてごめんなさいね


NM「あ、いや、大丈夫です！気にしないで下さい」


直らないことを理解した彼だが
差し出したサイダーを受け取らない

ここで図々しい私は



「あ、あの握手して下さい！！
サイダーと握手で手を打ちましょう！」


よく分からないことを言ってしまったと思うけど
ファンならしょうがないじゃん？

彼に会えるなんて奇跡、もう無いと思うから
こんぐらいは許してほしい




NM「ふふ、分かりました。ありがとう笑」

そういってナムさんは右手を差し出した



きゃー！手もイケメンなんて…

心の中で興奮し、恐る恐る手を握る



「手、小さいですね笑」


小さいって微笑まれちゃった…(萌死)


めいいっぱいにぎにぎした後
名残惜しくもナムさんとはお別れをして家まで
自転車を走らせた。


家に帰りお母さんの小言を聞きながら、
気温のせいで少し温くなった素麺を啜った









、っごほ…鼻に素麺きた…




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