検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:3,065 hit

No3 ページ3

いつもより早く仕事が終わって



彼女に教えてもらった病室へと向かった







昨日会ったばかりなのに何も知らないけれど




なぜだかちゃんとあのお願いを守らなきゃって思った。











『えっ…本当に来たの?』







病室を開けると彼女は目をまんまるくして僕を見た






JM『来なくてよかったなら帰る…』






やっぱり冗談だったんだと思ったら


ノコノコここに来てしまった事が急に恥ずかしく思えて



来た方に向き直してドアを開けようとすると





彼女の手が僕の腕を掴んだ








振り向くと彼女は目にいっぱいの涙を溜めていて





どうして泣いているのか分からない僕はそこに立っているだけしかできなかった









『…ありがとう。有名人だから来てくれるわけないって思ってた』







JM『僕もいきなりあんなお願いされて困ったけど…


なんだか気になって』










『ありがとうジミンっ!これから一週間よろしくね?』












JM『う、うん!よろしく』











こうして僕らの偽物の恋人ごっこが始まった








病室の窓から差す夕日が彼女を照らして





頬に流れる涙がキラリっと光った







その涙をぬぐうと彼女は、またありがとうと笑った


















No4→←No2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジミン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こころ | 作成日時:2023年8月19日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。