No60 ページ10
-JM side-
それは、突然だった…
大切なものほど脆くて儚い
大事にすればする程
この手からすり抜けてしまうんだ
収録をしてる途中
マネージャーから連絡を受けた
さくらヌナがサセンに追われてケガをしたと…
JM『……ヌナ…どうしよう…』
TH『とにかく早く収録終わらせて病院行こ！』
僕だけが収録を抜け出せるわけもなく
心臓だけがバクバクと音をたてた
結局、ヌナが運ばれた病院に着いたのは
あれから数時間後の事だった…。
JM『さくらっ！！』
病室で眠る彼女はあちこちに包帯が巻かれた痛々しい姿をしていた
ST『…ずいぶん遅かったですね』
壁にもたれかかったままの西門さんが
いつもの笑顔ではない
とても冷たい顔で僕を見ていた。
ST『幸い傷跡は残らないそうです…』
JM『……ヌナ』
眠る彼女の手をとり髪の毛をなぜた
ごめんねヌナ
僕がもう少し気をつけていたら…
ST『君は本当に彼女を幸せにできるの？』
冷たい声の西門さんは僕に聞いた
喉の奥がキュッとなって言葉が出てこない
ST『彼女を守れないなら力づくでも俺がもらってしまうよ？』
JM『……守ります絶対に』
ST『俺は彼女に笑っていて欲しいんだ。
君もそうだろ？』
JM『…はい。』
ST『これ以上何かあれば俺は君たちを応援できない』
そう言って病室から出ていく西門さん
何もできない自分が悔しくて拳を床に叩きつけた
。
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MARI(プロフ) - なんだか終わりが近づいてきている感じで寂しいです😭でも2人の幸せなシーンも楽しみだし情緒不安定です（笑）こちらこそいつも楽しいお話ありがとうございます！ (2022年6月2日 1時) (
レス) @page47 id: caff7cd23b (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - MARIさん:いつも感想ありがとうございます😊 (2022年3月21日 7時) (レス) id: c67d937e3d (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - ライバルが良い人過ぎて憎めないですね（笑）登場人物みんな可愛くて良い子で大好きです〜☺️✨ (2022年3月4日 20時) (レス) @page4 id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こころ | 作成日時：2022年3月3日 18時
