No3 ページ3
『はぁ……疲れた。』
仕事が終わってコンビニで適当に夕飯を買い
アパートへと急いだ
家の前に立つ人影を見つけた
『えっ…ウソ。』
近づくに連れて見えてくるその顔を見て足を止めた
西『久しぶり!』
『……隆弘』
そう、そこに居たのは幼なじみの彼だったから
東京に居ること言ってないのに
西『おばちゃんから聞いた!
心配だからよろしくねって』
お母さんめっ!!余計なことを!!
会うのなんていつぶりだろう
なんか緊張する
西『どうして連絡してくれなかったの?』
『だって隆弘はもう芸能人だから
私なんかが迷惑かけれないよ…。』
そう言うと彼は少し寂しそうに笑って私の手を握った
西『バカだな、さくらは……。
大切な幼なじみの事迷惑なんて思うわけないでしょ?』
変わらないその優しい笑顔
今までガマンしてたものが溢れた
『隆弘、わたし………。』
西『よしよし、よく頑張った!』
子どものように泣きじゃくる私の頭を彼の温かい手がポンポンっと触れた
。
17人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こころ | 作成日時:2020年3月29日 14時