カフェオレ (ページ22)

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浮気ページ22

ひゅうがの部屋は、相変わらず散らかってた

座る所がなくてベットがソファ代わりなのも
昔と同じ

「見て驚くなよ～とか言ってたくせに(笑)」

ひゅうが「でも少しは綺麗になっただろ！」

「あー！そういえば企画でやまと達が片付けたね！」

ひゅうが「まぁ時間が経つと、こうなるわけよ…」

言い訳を諦めたひゅうがは、私の隣に座った

今更になってこの距離にドキドキしてしまう。

…そうだ、ゆうた。

まだ帰ってないのかな、

私がひゅうがといるって知ったら、何て言うかな…

ひゅうが「…また泣こうとしてんの？」

「してないよっ、別に」

ひゅうが「ゆうたと何かあったんだろ」

「…」

ひゅうが「言いたくねえなら、いいけど」

「…あのさ」

ひゅうが「うん」

「ぎゅー、してもいい？」

ひゅうが「…いいよ」

*

*

携帯を持って出なかった私は、今が何時なのかも

ゆうたから連絡が来ているのかもわからなかった。

薄暗い部屋の中で、ベットに散らかった

私とひゅうがの服が見える。

…生まれて初めて、浮気をした

しかもその浮気相手は、元彼で。

浮気の定義はよくわからないけど、

ゆうたと付き合っていながら

ひゅうがに抱かれるのは、やっぱり浮気だよね。

そんな罪悪感から逃げるように、

隣で眠るひゅうがに抱きついた。

ねぇひゅうが、

どうして迎えに来てくれたの？

どうして私を抱いてくれたの？

…もし

もしまたひゅうがが、

私を好きだと言ってくれたら

私はー…。