猫マネとコムドット

目覚まし ページ3

ふんわり優しい匂いの中、ぐっすりと眠っていた。


そこに大音量の目覚ましがやってきて……




やまと「A！おーきーてー！」



ひゅうが「ちょ、ゆうたお前そこ代われよ！」



あむぎり「抜けがけじゃーん！」



ゆうま「うわぁいいなぁー。」



…私の幸せな睡眠はもう終わっちゃったのね…。


ゆうたの肩で寝ていたはずが、膝に移動してたみたい



「ゆうたごめん寝ちゃってた」



ゆうた「すげー幸せそうな顔してたよ」



「幸せだったもん…よいしょ、」



ゆっくり起き上がると、やまとが飛びついてきた。



やまと「Aちゃあ〜ん編集してたの？？偉いね〜〜」


猫なで声を出しながらほっぺをスリスリしてくる。

ゆうたと違って少し香水くさい…



あむぎり「Aちゃん露骨に嫌な顔してるww」



やまと「いやいやこれ照れ隠しだから。ね？」



ゆうた「ね？じゃねーよww」



「撮影の準備してくるー…」



やまと「偉い！偉すぎる！100点！！」



キャーキャー言ってるやまとから離れ、
カメラのセットやテーブルにある物を片付ける。


ボン「A俺よりマネージャーしてるね」


「マネージャーっていうより雑用？」


ボン「雑用っていうよりやまと達の私欲に使われてるような」


「あー…確かにそうかも」



まぁそれでもありがたいんだけどね。

同窓会で皆に会って、

遅刻のしすぎてクビになったって話をやまとにしたら

俺らのマネージャーしてよ！って声かけてくれたっけ



*

*



やまとの大声で始まる撮影をカメラ外で眺める。


皆いつも楽しそうにしてるから


見てるだけで幸せになってくる。



じっと見てるとひゅうがと目があった。



「……。」



ニコッと白い歯を見せて笑うひゅうが。


可愛いよ、可愛いんだけど


あなた今撮影中でしょ…ww

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