病院嫌いな黒くん12

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向井side

握られていためめの手から落ちた1枚の写真。

見えてしまった。そしてみんな気付いた。

めめは1人孤独とプレッシャーと闘っていたことを。

写真に映るめめは、宇宙sixのお兄ちゃんらに囲まれて幸せそうに笑っとる。

宇宙sixを脱退してSnowManに加入した罪悪感とプレッシャー。大好きだったお兄ちゃんらと別れた寂しさ。

俺やラウールは甘えやすい性格ってこともあって、6人に甘えさせてもらってたけど、今思えばめめが甘えとる所を見たことなかった。

いつも1人で練習して、俺やラウールのことを助けてくれてむしろみんながめめに甘えとった。

きっと宇宙では末っ子やったから、いっぱい甘えさせてもらってたんやと思う。

だからこそ、めめは孤独になってたんやないかな。


向「めめごめんな。ずっと辛かったよな。めめの辛さに気付かへんくてほんまにごめん」

荒い呼吸をするめめを思い切り抱きしめた。

向「我慢せんでええ。俺のこともっと頼ってや。俺はめめのお兄ちゃんやろ？」

いつも大きく見えていためめが凄く小さく見える。

ラ「僕もごめんね。いつも助けてくれてたのに…
これからは僕もめめを助けたい。ずっと一緒にいたい」

俺と一緒にラウールもめめを抱きしめる。

目「ﾊｱﾊｱｸﾞｽｯこ、じくﾊｱﾊｱ、らうｹﾎｯﾊｱ…ﾊｱ……」

俺とラウールの名前を呼んだ後、めめは意識を失った。

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