御曹司ボーイズ II

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昨日、あんな事があっても今日は普通に学校があるわけで…。

どうも、行く気分になれなくて、休もうかな、なんて考えてると携帯が震えた。




椿A、今日学校休めない?

A今日?既読

椿話したい事があるの。

A分かった。既読

椿迎えに行くから待ってて

Aありがとう既読





休む口実が出来て良かったって思ってる反面、何を言われるんだろって少し怖い思いもあった。




10分もしないうちに、家のチャイムが鳴ってドアを開けると、椿の執事さんが立っていた。




「わざわざすみません。
ありがとうございます。」



執事「Aお嬢様は、お嬢様のお友達ですから。これくらいは、させていただきますよ」




「ありがとうございます。
じゃあ、お言葉に甘えてお願いします」




椿の執事の運転する車に揺られる事数分。

椿がいる別荘に着いた。



「ありがとうございます。」



椿の執事さんは、私に向かって一礼して去って行った。


何度か来たことのある道を辿って部屋に入る




椿「Aっ！」



「椿…。」




椿「…大丈夫なの？
元気ないけど…」




「うん、大丈夫。
ありがとう。」




泣きそうになるのを堪えて、笑顔を見せた。

けど、自分でもビックリするくらい引き攣っていたと思う。

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