御曹司ボーイズ II

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陸 side



遊園地を出てすぐに、椿の執事に会った。



執事「お迎えにあがりました。」









椿の家…別荘みたいなところに来ると、
椿は何やら怖い顔をして出迎えた。


椿が入れてくれた紅茶を飲んでいると、
椿が隣に座った。



椿「あの連絡、どういう意味か分かる？」



陸「え、いや…」



椿「今、好きな人は？」



陸「…いる、けど」



椿「ねぇ、あの子って言わないわよね？」



陸「あの子？」



椿「ほら、パン屋の…」



陸「えっ、」



なんで相原が出てくるんだよ

俺の返事が肯定の意味だと椿に誤解されたみたいで椿の顔を般若みたいになった。



椿「どういう事よ！？
あの冴えないパン屋の娘がいいって言うわけ！？
私は許さないから、絶対に

陸は、私が納得のいく人と婚約するって約束したわよね！？」



陸「あ、あぁ。
俺は、一生償わないといけないからな。」



椿「そうよ。
償ってもらわないと困るの！
パン屋の娘なんて、許さない。」




陸「…相原。パン屋の娘さんじゃ無いよ
好きなのは」



椿「へぇ！？
じゃあ、誰なのよ」



陸「それは…。」




椿「言えないの！？
ま、いいわ。
私が許すのは、たった1人なんだから。
あの子を泣かせたら、誰だって許さないわ

あの子には、幸せになって貰わないと困るのよ。

……Aにはね、」

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