御曹司ボーイズ II

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私は、椿の家に来ていた。

自分の気持ちを伝えるために。




「椿、私の話聞いてくれない？」



椿「なーに、どうしたの？急に」



「私、椿の事好きだよ。
友達としても、親友としても。
でもね、私は自分の力で気持ちを伝えたい。
断られる事もあるかもしれないけど、それでもやっぱり、私は自分だけで立ちたい。
今、ここで椿に頼ったら一生幸せになれない気がするの。
椿が、私を想ってやってくれた事なのは分かる。
私は、断られても幸せだよ？
好きな人の本当の気持ちをしれたんだもん。

椿、ありがとう。本当にありがとう。

身勝手でごめん。許してほしいなんて言わないし、言えない。
でも、これだけは分かってほしいの。

私、自分の力で幸せになりたい。」



椿「……そう。
邪魔をしてごめんなさいね。
分かったわ、

出てって。もう、用はすんだでしょ？」




「……椿、

勝手かもしれないけど、私はずっと椿と親友だと思ってるから。
例え、椿が私の事を嫌いでも。

…それじゃあ。」




私は、椿を傷つけてしまっただろうか。

私は、友達の親友と厚意よりも自分の本当の幸せを取ったんだ。


どんな結果であれ、椿にお礼を言わなくちゃ。

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