第参拾玖話 ページ44
引き続き獪岳side
今日は自主連をしようと思って、
木刀を持って稽古場に来た。
《ﾋｭﾝｯ・・・ﾋｭﾝｯ・・・ﾋｭﾝｯ・・・》
誰か居るのか？あのカス(善逸のこと)が稽古場に来る訳無いし、あの女か。最悪。
戻ろうと思ったけど、あの女がどんな事をしているのか気になった。
どうせ緩い稽古でもしてるんだろう。
《ガラッ》
わざと大きめな音を出して扉を開く。
たった今、存在に気付いたふりをして。
俺は直ぐに稽古を中断すると思っていた。
だが、女は一瞬此方に気を取られただけで、
直ぐに稽古を継続した。
それだけでも衝撃的だったのに、
女がやっている稽古に、更に目を見開く事に
なった。
女は素振りをしていたが、
1回1回の振りが雑じゃなく、綺麗だった。
木刀を振るたびに突風も起こっていた。
次に打ち込み稽古をし始めた。
そこで更に驚愕した。
女は型を使っていたから。
何故他の呼吸を使っている？
何故複数の呼吸を使っている？
何故最終選別に行かない？
俺は思わず声を掛けた。
女は何度も呼吸を切り替えていたため、反動が来たのか息が上がっていた。
こんな状態じゃ話が聞けないため、息が落ち着くまで待つ。
『やはり鬼の首を切る事が出来たほうが勝算が上がるんですよ。それに、鬼は私自身の手で
殺したい。じゃないと私は納得出来ない。』
その時、女から強い殺気が放たれた。
空気が重く、息がしずらい。
人間が放てるか？こんな殺気。
女は努力を知らない人間だと思っていた。
でも実際は真逆、誰よりも努力してる奴だった。
こいつが目障りな事には変わらないが、
その努力と実力だけは認めても良いと思った。
✡｡:*✡｡:*✡｡:*
少し夢主と獪岳君の距離が縮まりましたね！
まだまだ遠いけど。
こんな感じで少しずつ丸くさせてくぞ！！
イメ画でございます！！ただURLがはってあるだけなんで、長押しして自分で開いてくわさい。→←第参拾捌話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫R.S(プロフ) - らむねさん» そうです！約ネバとチョコヴァンと鬼滅が混ざった感じですね！！ (2020年5月24日 11時) (
レス) id: 6b61d82590 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 皇妃家ってチョコレートヴァンパイヤ？ (2020年5月24日 8時) (レス) id: ecde5fa90f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫R.S(プロフ) - ひよこさん» そうです！チョコヴァン読んでてこの話思い浮かんだんですよ！！ (2020年4月24日 11時) (レス) id: 6b61d82590 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - チョコレートヴァンパイア？ (2020年4月23日 22時) (レス) id: 840ae1844c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫R.S(プロフ) - 中トトロさん» ありがとうございます！！嬉しくて涙が、、、(つд；*)更新頑張ります！！！！！！ (2020年4月16日 10時) (レス) id: 6b61d82590 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒猫R.S | 作成日時：2020年3月15日 22時
