鬼の首が切れない人殺しでも、鬼殺隊になれますか？

第参拾捌話 ページ43

獪「何故そこまでして鬼の首を切りたい？
毒でも鬼は殺せるだろ。」

『確かにそうですね。私は鬼を殺せる毒を持っていますし、こんなに苦労しなくても、鬼自体は殺す事が出来ます。』

獪「なら・・・『ですが』！」

『やはり鬼の首を切る事が出来たほうが勝算が上がるんですよ。それに、鬼は私自身の手で
殺したい。じゃないと私は納得出来ない。』

獪「・・・・ｯ」


ああ〜、少し殺気漏れてたかな。

私は毒殺なんて言う安っぽい殺し方なんて
しない。私がこの手で首を切り落としてやる。
私は殺し屋だ。私がやるのは戦闘じゃない、

暗殺(・・)だ。






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獪岳side

先生が新しい弟子を連れてきた。
正直言って、目障りでしかない。

先生の特別は俺だけで良いのに

変な面を着けたちっこい女。

女なんかに何が出来る？
その身長なら鬼の首を切る事すら出来ないだろう。どうせ直ぐに逃げ出すに決まってる。


そう思っていたのに、女は今だに此処に居る。
1回鍛練の様子が見えた。

そこで見せ付けられたんだ。


女は俺よりも優れている事を。


体力、反射神経、瞬発力etc...
全てが俺よりも勝っていた。

気に入らない。なんであんな女が？

恵まれてんだなと思ったよ。才能が有るんだ。
あんなんじゃ、壱ノ型だって直ぐに覚えるんだろう。

きっと、あの女は努力を知らずに
生きてきたんだ。




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1回切ります！！

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